Smilest 7

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……ダダダッ



ガチャ！





私「もうっ！」



藤「ぶはっ、笑」





起きたら、熱が下がってて気分よかったのに



また、太輔が隣りにいなかった





藤「おはよ、A」




って、いつもどおりハグしに近寄ってきたけど…




私「……おはよう…」




今日の私は、いつもとは違う。





なんでかって、



疑ってるから…





藤「あれ？」





飛びついてかない私を不思議そうな顔で見てくる。






じとっ、、、





藤「え、まだ具合悪い？」





いいえ、



ばっちり熱はさがりました。




…たぶん、薬のおかげだけど





私「もう、大丈夫」



藤「だよね。熱さがってたし」



私「……なんで知ってんの？」



藤「ずっと見てたし」





あれ、、、



ずっと？





私「一緒に寝てた？」



藤「そりゃそうだろ、笑
俺どこで寝んだよ」





なーんだ、



移るからって約束破って、違うとこで寝たのかと思った。






私「…なんかいい匂いがする」



藤「あー、見てこれ」





お鍋の蓋を開けて見せてくれるから
覗き込むと





私「あ！カニの雑炊？！？」




これでもかってくらいのカニの身と
たまごが入った雑炊が、完成されてる





藤「さすがに、病み上がりにカニの弁当じゃ
消化に悪いかなと思って、弁当のカニ
使ってみた」




私「えー、すごいすごい。太輔天才！！」




藤「渉に作り方聞いたんだけどね」




私「でも嬉しい。美味しそう」





嬉しくて横から抱きつくと、



上からニヤっと見下ろされ、目が合う





私「ん？」



藤「Aにはあげないけどね」



私「ええーっ？な、なんで？！？」





わたしのじゃないの？？





藤「なーんか疑われたし？
一緒に寝てたのに」




私「あ…」




ちょっと疑ったのバレてる




藤「ごめんなさいしたら、食べさせてあ…」


私「ごめんなせぃ！！！」




藤「は？江戸っ子？笑」




私「うっ、、」




藤「ふははっ、冗談。
一緒に食べ…」


私「うん！！」




藤「はやっ、笑
食べたら、薬ね」




私「……」




藤「シカトすんなよ、笑」






……






私「んー、美味しー」



藤「だろ？」



私「うん。横尾さん、天才だね！」



藤「…おい、笑」





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