Smilest 7

286 〜Fside 〜 ページ30

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藤「わかった、笑
とりあえずベットで寝よ、ほら」





腕を広げると、



運んでくれるの？って嬉しそうに首に手をまわしてきた。






お姫様抱っこで運んで、ベットに降ろす





藤「着替えといて。俺、水持ってくる」



私「だめ！」





また服の裾掴んでるし、笑





藤「薬じゃないよ？ み、ず。」



私「……」





じとっと見てくる





藤「水分とらないと、ね？」





渋々手を離してくれたけど…



どんだけ薬嫌いなんだか、笑






弁当も冷蔵庫に入れとこうと



冷蔵庫を開け、、、



固まる俺。





……なにこれ？





藤「携帯？」




何故か、Aの携帯が冷蔵庫の中にある





『なくなっちゃったの』ってAの言葉と


冷蔵庫に入れたはずの弁当…





藤「ぶはっ、なるほどね、笑」





弁当の代わりに、携帯をいれたのか




そりゃあ、繋がんないわけだ






藤「A〜、
…うわ、ごめん、笑」





ドアを開けたら、着替えてる真っ最中





私「わざとでしょ」



藤「違います〜、笑
…手伝おうか？」



私「だ、大丈夫。」





断られたし、笑





藤「ふははっ、それより、これ。」





Aの目の前で、携帯をフリフリする





私「あっ！あった」



藤「あったじゃねーよ、笑
ひえっ冷えですけど？」



私「え、なんで？」



藤「こっちが聞きたい、笑
なんで冷蔵庫にいれてんのよ」



私「えええ、冷蔵庫？！？」





びっくりしてるけど、俺もびっくりだから





藤「はい、お水飲も？」




着替え終わったAに、ペットボトルを渡すと
素直に受け取る



が、、、




私「これ、薬はいってない？」




ペットボトルを逆さにしたり、
舐め回すようにみたりしてる。




藤「はいってないよ、笑」




どんだけ疑ってんだか





藤「俺、風呂入ってくるから寝てなね？」





まあ、こんだけ嫌がってんの無理やりは
可哀想だし



休めばなんとかなるかな、なんて……





私「……太輔一緒に寝てくれるよね？」




風邪移すって気にしてんのかな




藤「あたりま……」




言いかけ、止まる。



これ、、、チャンスだ、笑





藤「……Aが薬飲んだらね。笑」



私「えっ！飲む！飲む飲む飲む飲むっ！」





俺の勝ち、笑




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