Smilest 7

279 ページ23

.




玉「ん、うまーい、これ。
もう1個食べていい？」


私「あ、どうぞ、笑」





またもや話題を変えてくれた玉森さんは



ふんわりとした笑顔でチーズケーキを頬張ってる





なんて可愛い人なんだろう





宮「俺もたべよーっと」



千「俺も俺もー」





次々と手がのびてきて、



たくさん買ってきたつもりだったんだけど





北「あれ？笑」




いつの間にか、空っぽ。





二「あーっ！ちょ、横尾さん？！カバン見せて！
俺まだ食ってないんだけど！」



横「えー、もう休憩終わりだよー？」



二「出せ、こら〜！」





大騒ぎな二階堂さんに、みんなで笑う






┈┈┈┈┈┈二階堂さーん、ちょっといいですか？






北「呼ばれてんぞー」



二「えーっ、ちょっと！取っといてよ？」



横「わかったから、行けよ、笑」





休憩が終わったメンバー達は



パラパラと席を立ちはじめたから、



私も帰ろうと席を立つ





藤「帰る？」



私「うん。邪魔しちゃって、ごめんね？」



藤「全然邪魔じゃないよ、ありがとね、
ニカの忘れもの。」


私「うん。…あっ！」



藤「ん？」



私「二階堂さんに言うの忘れてた。
二階堂さんちで、お姉さんに会ったの、それで…」





┈┈┈┈┈┈藤ヶ谷さーん





藤「あ、呼ばれちゃった、笑」



私「それでね…」





┈┈┈┈┈┈藤ヶ谷さーん？





藤「ごめん、行かなきゃ。」



私「あ、…うん。」



藤「あ、傘か。
待ってて、持ってくる」



私「え、いいよいいよ。
タクシーで、まっすぐ帰る」





なんとなく、行くのは気がひける。





藤「俺の分も買っといて？美味いんでしょ？カニの弁当。
夜ご飯に一緒にたべようよ」




私「…太輔」




藤「ん？」




私「だいすき。」




藤「ぶっ、、ちょ、今？」





焦ってキョロキョロする太輔に笑うと





藤「もう、待ってて。笑」





って、私の頭をぽんぽんとして



傘を取りに行ってくれた







……






私「…さむっ」





帰りにまたデパ地下に寄って



念願のお弁当を手に入れたんだけど、



家についたら妙な寒気。





.

280 〜Fside 〜→←278

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す