Smilest 5

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私「ふたりは、コーヒーでいい？」





高校生の隣りの席に座り出した
二階堂さん達に聞くと





二「うん、アイコで！」



千「俺も！」




私「いや、ジャンケンじゃなくて、
コーヒー飲むかって聞いてんだけど」





え？って、4人に不思議そうな顔をされる





私「なに？」




「あははっ、おねーさん、笑
今はね、アイスコーヒーの事、アイコって
言うんだよ？ みっくんも言ってた！」




私「えー、なにそれー。
なんでも略せばいいと思ってるでしょ」




二「Aちゃん、この子達に
色々教えてもらった方がいいよ。
時代に乗り遅れてるから、笑」




私「嘘でしょ……」





たしかに最近、この店にしかいないから



おじいちゃん、おばあちゃんの相手ばかりで



外の世界に触れてないかも……





千「俺も教えてほしいなぁ。
今どんな言葉流行ってんの？」



私「私も知りたい！」





「えっとー、……」





色々教えてもらって、



沢山喋って満足した高校生ふたりは、



家の人に怒られちゃうって



名残惜しそうに帰って行った






私「喜んでたね〜」



千「嬉しいよね、あんな喜んでもらえると」



二「ほんと、あんな若いファンと話す事
なんてないから新鮮だったわ」




千「あ、そういえばさ、
Aちゃんカットモデルやるんだよね？」



私「なんで知ってるの？？」





昨日、決まった事なのに





千「さっき、藤ヶ谷さんが言ってたから。
俺もね、シンさんに切ってもらった事
あるの」



私「そうなんだ。
……もしかして、そのお店って有名？」



二「有名だよ。
シンさん目当てで沢山お客さんくるから
なかなか予約取れないらしいよ」





え、



そんなお店のカットモデル？



ホームページにのるって言ってたよね



責任重大すぎない？





私「……やっぱり、やめようかな
まだ昨日決まったばっかりだし…
断れるよね？」




千、二「「 だめ！！ 」」




私「え？なんで？
私じゃなくても……」




二「ぜーったい、だめ！」



千「有名じゃないかも！
ね、ニカ！」



二「うん、そうだよ。だから絶対やって！」





急に焦り出すふたり



なーんか、怪しい、、、




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