Smilest 5

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〜カラン♪



私「いらっしゃいませー、
お好きなお席どうぞー」





夕方、学生さん達で賑わう頃




「おねーさん！お久しぶりでーす」




二階堂さんファンの子達が顔をみせた





どうやら、テストだったとかで
来れなかったって。



懐かしいな、テストとか





私「何にする？」




「かき氷〜！イチゴのやつ」



「私、メロン！ニカちゃん色」



「え、じゃあ私イチゴやめてブルーハワイ。
千ちゃん色！」





ほんと可愛いな、この子達





私「なに？色とかあるの？」



「はい、でたー！
おねーさん、ここ座って！」





また座らされ、



メンバーカラーとか説明されてる





「で、おねーさんは結局誰推しになったの？
やっぱり、たいP？」




私「お、おし？」





推しってなに？





「誰が1番好きかって事」





私「あぁ、……たいP？」





そんな呼び方した事ないけど、笑





「じゃあ、ピンクね！」



私「……はい、わかりましたー。笑」





太輔のメンバーカラーは、ピンクらしい





注文のかき氷を作ってると




〜カラン♪



またお客さんが入ってきた





私「いらっしゃいませー、
お好きなお席どう……あっ！！」





入口を見ると、



二階堂さんと千賀さん





二「久しぶりー、笑」



千「はじめまし……え？え？
ちょ、どこ連れてかれんの？」




私「しーーっ！！！」





ダダダッと駆け寄って、



ふたりの腕を掴み、引きづるように



キッチンカウンターの裏にしゃがませる





二「……なんだよ、笑」



私「なんだよじゃないよ、
この時間は1番だめな時間でしょ」



二「え、そうなの？」




私「見て」





隠れながら、高校生を指さす





二「あ〜、大丈夫だよ。
意外とバレないから」



千「そうそう、俺らオーラないからね。
それよりAちゃんはじめま……」



私「バレるよっ！あの子達ファンだもん」



二「まじ？あー、この前言ってた子？」



千「ねぇ、はじめま……」



私「そうだよ！だからせめて変装してきて
くれないと」



二「ごめんごめん」



千「……はーじーめー」




私、二「しーーっ！！うるさい！」




千「……。笑」




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