Smilest 3

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私「……わたし、彼女だよね？」



二「そりゃそうでしょ、笑
俺に聞くなよ」





バンッ！





二「え、なに？雑誌？笑」




お店の棚から持ってきたアイドル誌を広げる




二「買ったの？」



私「もらったの、二階堂さんのファンの子に」



二「あぁ、この前言ってた子か」





よく見れば、



私「載ってるし！」



誕生日、血液型、出身地まで
書いてある、、、





私「……昨日会ったのに、
なんで言ってくれなかったんだろう」



二「あぁ、なんだ、会ってたの？
藤ヶ谷さん今忙しいのに
会えたんならいいじゃん」



私「寝てただけだけど……」



二「寝た？！？！」



私「シーーっ！！」




急に大声を出す二階堂さんに
周りをキョロキョロして合図する



常連のおじいちゃんとかいるし、
変な事叫ばれたら困る





二「ごめんごめん、笑
想像しちゃって……」




二階堂さんが真っ赤になって
謝ってるけど




私「は、違っ、ばかっ！
そうじゃなくて、熱があって寝てたの！」




絶対違う想像されてるし




二「あー、なんだ、そういう事か。笑」



私「……変な想像しないで」



二「ふははっ、ごめんって、笑
てかさ、藤ヶ谷さんかわいくね？
Aちゃん具合悪かったけど、
誕生日一緒にいたかったって事でしょ？」




私「！？！？！」





……なにそれ、やばい



やばすぎる



めちゃめちゃキュンキュンする！



待って待って、



だから一緒に寝てたの？





私「電話する！」





今すぐ伝えなきゃ



誕生日おめでとうって





私「もーー！なんで出ないの？」



二「忙しいんじゃない？ドラマ撮ってるから」



私「……そっか」





知ったからには、早く伝えたいのに






〜カラン♪



お客さんが入ってきて、条件反射で



私「いらっしゃいませ〜、お好きなお席どうぞ」



声だけかける





「は、だからなんで居るんだよ、笑」





あれ、聞いた事のある声……





二階堂さんと一緒に店の入口を見ると
荷物を抱えた横尾さんが笑ってた








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