君の嘘、僕の嘘 4 (ページ18)

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玉「あぁ、そういう事か、笑
それってさ……」

私「……」

やばい、急に恥ずかしくなった

これじゃ、ここで暮らしたいって

自分から言っちゃってるようなもの

私「……やっぱり、なんでもない」

くるっと向きを変え、

ゆうくんに背中を向ける

玉「は？なんでもなくないでしょ、
俺が、治るまでうちにいなって
言ったからだよね？」

私「……」

玉「おーい、笑
こっち向いてよ」

無理

恥ずかしすぎる

玉「Aちゃーん、笑」

私「……」

玉「A」

ドキッ

からかうような言い方から、

甘くて、優しい声に変わった

玉「言い直すから、こっち向いて？」

言い直す？

そーっと振り返ると、

玉「治っても、ここにいてよ」

私「……私が言ったから？」

首を振るゆうくん

玉「違うよ、最初からそのつもりだったし、
どうやって怪我長引かせようかなぁって
考えてた、笑」

私「ほんと……に？いいの？」

玉「いいから言ってんの、
帰るとか寂しい事言わないでよ」

うれしい

これから、こんな生活が毎日続くとか

夢みたい

私「お世話になります」

玉「治ったら、俺の介護ね？」

私「ずっと治んない」

玉「よーし、わかった。
治るまで、俺が風呂いれてあげよう」

私「なんでよ、笑」

笑いあって、

先寝てていいよってお風呂にいった
ゆうくんを

待ってるつもりが、

やっぱり寝ちゃってて

玉「おはよ」

朝、ゆうくんの声で目覚めた

私「……おはよう、もう行くの？」

玉「うん、Aは休みでしょ？
ゆっくり寝てな」

私「帰りは？遅い？」

玉「んー、どうだろ。
わかったら連絡するよ」

やばい、

この会話、嬉しい

なんか、一緒に生活してるって感じ

玉「え、なんでニヤニヤしてんの？笑
今笑うとこあった？」

私「んーん、ない！」

玉「……じゃ、行ってくんね？」

私「うん」

玉「……え？」

私「……」

玉「待ってんの？笑」

私「待ってんの！」

片足だけ、ベットに乗り上げて、

近づく、ゆうくんの顔

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