小さな幸せ 5

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私「なんで？！？」


.
藤「あー、笑った。
もー、ほんと行動パターンが
うちの子と一緒すぎて、笑」




さっきの、カウントダウンは
藤ヶ谷さんだったのか……




北「で？なんで戻ってきた？」



藤「事務所の人が、見張りつけた
みたいで、Aちゃん出れないかな
と思って」



北「そういう事か」




どういう事？




藤「タオルかなんかで、いいかな？」



北「んー、3枚くらい突っ込んどく？」



私「……？」




なんの話？




北「A、ちょっと」




私の洋服を捲るみっくん




私「え、やだっ！」




藤ヶ谷さんの前で、何してるの？！




北「逃げんなって、笑」



私「だ、だって……」



北「だーいじょうぶだって、
腹だせって」



私「ひゃっ！な、なになに？！」




な、なんかお腹にタオル
突っ込まれてるんですけど！




北「こんくらい？」



藤「もうちょい出てるかな」




タオル追加されてるんですけど！




北「おし、こんくらいか！」



藤「ちょっと、触るよ？」




藤ヶ谷さんにお腹撫でられてますけど！




藤「いいね、笑」




褒められてる？




北「お前、藤ヶ谷に触られて喜んでん
じゃねーよ」


私「よ、喜んでない！」



北「顔が嬉しそうですけど？」



私「……ちょっと嬉しいけど」



北「さっきの忘れてねーかんな」



私「さっきの？」



北「俺のみっくん触っただろ」



私「ち、違うよ！ちょっと大きいから
なんだろうと思っ……」



藤「ちょ、ストップ！笑」




爆笑してる藤ヶ谷さん




藤「ほんとやめて、大きいとか、笑」



私「あ……」



北「……」



藤「まじウケるわ、笑
じゃ、Aちゃん、行こうか」




どこに？




北「A、藤ヶ谷の奥さんのふりして
ここから出るんだぞ、
お腹に赤ちゃんいるから、
そのつもりでな」




やっと、事態がのみこめた



けど、




私「荷物持ったら、またここ来ていい？」



北「んー、見張りいつまでいるんだろ」



藤「さすがに朝まではいないでしょ、
Aちゃんはここから仕事いける
ように支度して戻ってこようか、
俺がまた連れてくればいいんでしょ？」




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