小さな幸せ 5

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〜ピンポーン♪




ガチャ！




「入るよ〜、
……え、いなくない？」



「元気になって出かけたんじゃない？」



「マジか、どうする？」



「ミツに電話してみようよ」





ずーっと寝てて、



ぼーっとしてる頭の中に



聞こえてくる人の声と人の気配





「ミツー、Aちゃんいないんだけど」





やっぱり。



近くでニカちゃんの声がする





私「ニカちゃん？」




二、千「「 うおっ！！！ 」」





起き上がると、


ニカちゃんと千ちゃんがびっくりしてる




てか、私もふたりがいる事にびっくりだけど





ニ「どこで、寝てんだよ……」



千「まじ心臓止まるかと思った。
なんで、床の上？」



私「落ちたんだね」



二「……いや、ベット戻れよ」




気づいてたら、戻ってるよ




私「なにしにきたの？
みっくん、いないよ？」



二「知ってるよ！つうか、ミツ聞こえたー？」




電話してる、ニカちゃん




二「代わってだって」



私「みっくん？」




そうって、私に携帯を渡してくる




私「もしもし？」



〃あんで電話でねーんだよ、
心配すんだろうが！〃




出た瞬間、ものすごい勢いで
怒られた



普通に寝てただけなのに




私「電話したの？」



〃なんっ回も、したわ〃




ベットに放置してた
自分の携帯を確認すると、



何件もの不在着信




私「あ、バイブになってた……」



〃勘弁して、まじで〃




思いっきりため息ついた後




〃で、どうなの？熱さがった？〃




今度は優しく聞いてくれる




私「いっぱい寝たから、気分いいよ？」




〃ん、ならいい。
ぶっ倒れてっかもと思って
二階堂達に見に行かせたの。
お礼言っといて〃




だから、ニカちゃん達いるのか


どうやら、かなり心配かけてしまったらしい





私「うん、ごめんね？」



〃まだ安静にしとけよ？
つうか、ベットで寝ろ〃



私「努力します……」



〃んははっ、じゃ仕事戻るわ〃





電話を切って、ニカちゃんに返す





二「なんだって？」



私「なんかすごい怒ってた。
ニカちゃん達に、お礼いっといて
って。
本当に、ご心配おかけしましたー！」

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