小さな幸せ 5

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私「みっくん、朝だよー
おーきーてー！」




いつもの朝、



なんだけど、いつもと違う



今までとなにが違うって？



じーつーは、



昨日、籍をいれたの




北「……」



私「北山さーん、朝ですよー、
可愛い奥さんが起こしてますよー、
あ、私も北山だぁー、笑」




新婚さんってこんな感じかなぁなんて
だいぶうかれてる




北「……うっさ、笑」



私「なんか言った？」



北「……んーん、言ってない、あと5分」



私「だめだめ、一緒に朝ごはん食べよーよ」




みっくんの上にどかっと跨って、
腕をひっぱってみるけど、びくともしない




私「んーー、おーきーて！」



北「あんだよ、いつも起きねぇくせに」



私「だってさ、夫婦になって
はじめての朝だよ？」



北「ん」




ん？



目をつぶったまま、布団の中で
腕を広げてるみっくん



呼んでる？



布団にもぐりこんで
ピトって、くっつく




北「んふっ、きた」




急に甘々モード




北「はじめての朝？」



私「うん！」



北「ならやる事あんだろ」



私「んー？あ、そっか！」




みっくんの胸から顔をあげて




私「おはよ！ダーリン♡」



って、ほっぺにキスしたら




北「キモッ、笑 それじゃねーよ」




言いながら、私の服の裾から
手をいれて撫でてくる




私「はー？
もー、さっさと起きろー！」




触ってる手をペチンと叩いて
ふたりで笑いあう




私「おいしょ」



北「おもっ、笑」




みっくんの上に乗っかって、
ギューって抱きつくと



文句言いながらも、ちゃんと
抱きしめ返してくれる




……幸せ




私「ねー、ねー、目玉焼きと卵焼き
どっちがいい？」



北「……スクランブルエッグ」



私「わかってるねー、みっくん、笑」



北「学習しました」



私「じゃあ、目玉焼きにしまーす」



北「ぶっとばす、笑」




くるっと体制をかえ、
私に跨って、ニヤっとするみっくん




私「な、なに？」



北「覚悟しろ」




ドキっと心臓がはねたと同時に
みっくんの手が……




私「きゃー！！……やめっ、ちょ、やー！」




めっちゃ、くすぐってくる

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