小さな幸せ 5

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横尾さんとふざけながら、
すき焼きが完成した頃



〜ピンポーン♪




横「あ、ふじたまかな？」


私「はい、ふじたま！」




横「いや、たまごじゃなくて」


私「あ！そっち？」




慌てて、玄関に行くと




玉「やっほー！」


藤「はじめまして。」




ものすごいオーラをまとったふたり



思わず、1歩後ろに下がると
なにかにぶつかった




横「たまご、持ってかないでよ、笑」



私「あ！ ふじたま！」




ぶつかった先は、横尾さん




横「裕太、太輔おつかれ。
ケーキあった？」



玉「あったあった、はい、Aちゃん
これケーキね」



私「ありがとう」




ケーキの大きな箱を渡されたけど、
私の手には、ふじたま




藤「ふじたま邪魔だね(笑)」




ま、まぶしい……



藤ヶ谷さんの笑顔、こんな近くで
はじめて見た




私「……」




固まる私を3人が笑ってる……



なんだこの光景





ガチャ！



二「間に合った〜！！！」




私「ニカちゃん！」




急に、慣れた人が現れて
ほっとした




玉「すげー、歓迎っぷりじゃない？
俺らには、固まってたのに」



私「いや、あの、オーラが違くてですね……
ニカちゃんオーラないから……」



二「は？ なんつった？！？」



藤「あははっ、ほらほら、入るよ？
準備しなきゃ」



玉「よし、準備準備〜」




ギャーギャーうるさいニカちゃんを
藤ヶ谷さんが連れて、中に入っていく




横「じゃ、続きしますか」



私「はーい」






ほんとすごい、この光景



メンバー全員いる



こんなとこに、いていいのだろうか……





二「じゃ、隠れる？」




料理ができて、後はみっくんを
待つだけ




私「隠れるの？」



千「電気消して待ってれば、よくない？」



二「じゃ、靴隠そうぜ」



私「ラジャー！」




楽しそう



みっくんのびっくりした顔を想像したら、
なんかワクワクする






真っ暗な中




二「……おい」



私「え？」



二「Aちゃんの靴は隠さなくて
良かったんじゃないの？
居ないのおかしくない？」



私「……もう隠しちゃったよ……」





ガチャ！




私「しー！！ 帰ってきた！」

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