My home little story

Stand by me より 〜 嫉妬編〜1 ページ5

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藤「ただいま〜、真愛〜」




ピキッ……



まただ！




私「おかえり、太輔」



藤「あ、A、ただいま」




あ って言った？



居たの？みたいな『あ』つけたよね？




私「まなちゃんは、今やっと寝たとこ、
起こさないでよ？」



藤「わかった、わかった
じゃ、風呂はいってくる」




真愛の寝顔にチュッてして
お風呂に消えてった





産まれて3ヶ月の娘を溺愛してる太輔



いいのよ、別に



私にとっても、そりゃあもう目に入っても
痛くないくらい可愛いし




でもさ、



帰って真っ先に、真愛、真愛、真愛……





もういい、完全拗ねた





いつもなら、太輔が寝る時
今日の出来事なんかを喋りまくって


ぴったりくっついて寝るんだけど




藤「A、どした？」




背中をむけて、ちょっと離れたとこに
いる私を後ろから不思議そうに
覗きこんだ




私「べーつーに！」



藤「いやいやいや、絶対なんかあんじゃん、笑」



私「……」



藤「Aー？ Aちゃーん？」



私「……もう寝るの、ほっといて」



藤「ウォーアイニー」



私「？」



藤「今日さ、中国語勉強してきたんだよね」



私「……なんて言ったの？」




振り返って太輔をみたら
優しい顔して見つめるから



一瞬でやさぐれてた気持ちが和んだ




藤「なんて言ったと思う？」



私「わかんない」



藤「わかんない？
じゃあ、ちゅーしてくれたら
教えてあげる」



私「……じゃあ、いい」




ほんとは、したいけど



ぷぃってして、また背中を
向けたら




藤「こら、もうなに？どしたの」




無理やり太輔の方 向かされて
ほっぺを抑えられる




私「……最近、まなちゃんばっかり……」



藤「へ？」



私「太輔、全然かまってくれない」




キョトンと私を見て、
ふきだす太輔




藤「ぶはっ、もうなに？
そんな事ないでしょ」




自覚なしかよ




藤「はい、おいで」




腕広げて待ってるけど、
そんなんで騙されない



いや、騙されちゃうから




私「嫌」



藤「嫌じゃないの、おいで」



私「いーや！」

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