My home little story

Stand by me より 〜ハッピー編〜1 ページ1

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私「ごー、よーん、さーん！」




藤「……」




私「にー、いーー、」


藤「うっせーわ！(笑)」




んーーっ！！



ベットの中で太輔が
私の口を手で塞ぐ




藤「A、今、何時だと
思ってんの？夜中よ、12時」



私「んー！ぷはっ、死んじゃう！！」



藤「さっきまで寝てたでしょ？
びっくりして、赤ちゃん出てきちゃうから」




もう、臨月を迎えた私の中の
新しい命は、いつ出てきてもおかしくない




私「ぶー！！！
太輔は、ぜんっぜんわかってない」



藤「なにがよ？笑」



私「ハッピー、バレンタインだよ！！」



藤「……お前の頭ん中がハッピーだわ」




失礼しちゃう




私「だってさ、みっくんの誕生日も
みやっちの誕生日も、クリスマスも
お正月も、ずーっとイベントの時
カウントダウンしてないんだよ？」





クリスマスは、24時間ラジオで
いなかったし、



お正月は、カウントダウンコンサートで
いなかった



私は、赤ちゃんが出来て
マネージャーを辞めたから
お留守番だし





藤「北山とミヤの誕生日は、
別にいいだろ(笑)」



私「あーあ、今日、楽しみにしてたのに……」





シュンとした私を笑いながら
抱き寄せる太輔





藤「ごめん、ごめん
あまりに急に騒ぎ出すから、
びびったわ(笑)」



私「ねぇ、ハッピーバレンタインする？」



藤「……なにすんの？」



私「私が作ったチョコ食べるの」



藤「Aちゃん、今、夜中なんだよね」




顔を覗き込まれて
説得されてる




私「あのね」



藤「うん」



私「愛情込めたの」



藤「ふふっ、大丈夫、知ってる。
だから、せめて朝にしよ？」



私「……わかった」



藤「寝れそう？」



私「うん、寝る。おやすみ」



藤「おやすみ(笑)」




私のおでこにキスして、
お腹を撫でて眠りにつく太輔





……




……痛い



……お腹が……

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