君の嘘、僕の嘘

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玉「臭いんだけど」



私「臭い？！？！」





私、口臭かった？！？


それとも、からだ？！？




くんくん、自分の匂いを嗅いでみる



どうしよ、匂いとか、わかんない……




玉「犬か！笑」



私「へ？」



玉「違くて、セロリ！」




……あぁ、そっち？




私「……捨ててくれたらいいのに」



玉「やだよ、触りたくない」



私「……もしかして、その為に
ここに？」



玉「他になんかある？」



私「いえ、ありません……」




エレベーターが到着して
部屋に入ってく玉森さん




私「……お邪魔します」




2回目の玉森さんのおうち



理由は、なんにせよ



やっぱりドキドキする




玉「食べよっか」



私「ん？」



玉「これ」




その手には、さっきのスイーツ




私「やっぱり、食べたかったんだ」



玉「俺は別に」



私「え？」



玉「食べたかったんでしょ？」



私「……」




ほんとに、なんなんだろうか……




玉「食べないなら、食べちゃうけど？」



私「食べる！」



玉「ふふっ、どうぞ？」




なんでか、見守られて、
スイーツを食べてる




玉「美味そうに食うね」



私「だって、美味しいもん」




そんな、見られてると、
食べづらいんですけど




私「……食べる？」



玉「うん」



私「あ、じゃ、スプーン」



玉「いいよ、それかして？」




それかして？



か、間接キスになっちゃいますけど……




玉「なんで赤くなってんの？
キスしたくせに」




……キスしたくせに、って



そういう事？



やっぱり、怒ってるのか




私「……怒ってるんだ」



玉「別に、怒ってないよ」



私「なら、、」




玉森さんを見つめると
見つめ返され、ん？って優しい顔してる




ピコン♪


こんな時に私の携帯にメールが入る




玉「見なくていいの？」



私「……」





……見なきゃ



よかった……





『玉森さんと、お付き合いする事に
なりました！！』




柚葉からのメールだった





私、何言おうとした？



私は、ここで、なにやってるの？




玉「どした？」



私「……帰ります」



玉「え？」




荷物を持って、部屋を飛び出した

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