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玉「これ、俺の番号」




私の携帯に、登録してくれた




私「……電話、していいの?」



玉「じゃなきゃ、教えないし」



私「用事なくても?」



玉「いいよ」




嬉しい



電話だと、どういう感じなんだろって



想像もつかないけど




玉「あ、でも、あんまり得意じゃないから
勘違いしないで」



私「勘違い?」



玉「機嫌悪いとかじゃないって事」



私「えーじゃあやめる、電話するの」



玉「ふふっ、いいよ、俺がするから」




苦手なのに、してくれるんだ




私「待ってる」



玉「ん」



私「じゃあ帰るね……あ、思い出した!
セロリ持って帰らなきゃ」



玉「うちで食べれば?」



私「置いてっていいの?」



玉「隣りでバリバリ食べなければ」



私「食べてすぐ、チュー……」




あ、何言ってんだろ




玉「ん?なに?」



私「なんでもない」




浮かれすぎてる



また来てもいいって言ってくれてる
のが嬉しくて




私「帰るね」




玄関で、見送られ、ドアを開けようと
したら




玉「Aちゃん」




急に名前を呼ばれ、振り返った。




そしたら、すぐ近くに
玉ちゃんの顔があって




玉「おやすみ」




私の頬に手をそえ、甘いキスをされた





呆然とエレベーターに乗って、


しゃがみこむ




なにあれ……



破壊力ありすぎなんだけど




心臓止まるかと思った





家までの道



玉ちゃんの『おやすみ』と



電話をくれるって言ってくれた事で



頭がいっぱいで



浮かれすぎてたんだ





家の前に、人がいるのなんて



全然気づかなかった





柚「A、おかえり」



私「え、柚葉」




玄関の前で、声をかけられ、
ハッとする



玉ちゃんちから帰ってきたの
見られてないよね?




柚「ごめんね、話聞いて欲しくて
来ちゃった」



私「ううん、こっちこそごめん、待ったよね?
あがって?」





鍵をあけて、柚葉を招き入れる




心臓がバクバクと



音をたててる




なんだか、悪い事してきたみたいな



そんな気分





柚「遅かったね、飲みにでも
行ってた?」



私「あ、うん、みやっちとかと……」

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なみすけ(プロフ) - なーーさん。さん» みっくんの方も読んでくれてありがとう。なかなかで良かった、笑 (2020年2月25日 22時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
なーーさん。(プロフ) - 声にならない声が止まりません みっくんの方もなかなかでした(ニヤニヤ) (2020年2月25日 22時) (レス) id: 72b5b8cc89 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - なーーさん。さん» 面白すぎる、笑 もうちょっと我慢だ!笑笑 (2020年2月25日 22時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
なーーさん。(プロフ) - 呻き声しかあがりませんです姉様…笑笑 (2020年2月25日 22時) (レス) id: 72b5b8cc89 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - なーーさん。さん» わかっております、妹様!笑 (2020年2月25日 22時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみすけ | 作成日時:2020年1月19日 10時

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