君の嘘、僕の嘘 (ページ15)

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宮「おやすみ、またね！」

私「うん、おやすみ」

宮田さんが帰るのを、見送って、

ソファーに転がる

なんか、疲れた

色々ありすぎて。

ただ、わかったのは、宮田さんが
とてもいい人だった事

あんな味方、他にいない。

それと、

玉森さんの唇の柔らかさ

私「うわぁぁぁ！」

ばか。ばか。

何思い出しちゃってんの！

だめだ、変態すぎる

……テレビ、つけよ

他の事、考えなきゃ、絶対寝れない

あ、そういえば、
コンビニで、デザート買ったんだった

冷蔵庫に入れといたんだ

セロリと引きかえに

私「あ、セロリ……」

持って帰ってって言われたのに、

キスして帰ってきちゃったじゃん

……キス……

なにをしても、頭の中が玉森ワールド

私「はぁ、もう、どうしよ」

とりあえず、なにもやってないテレビを
見ながら、

期間限定のスイーツを堪能する

私「ぶほっ！？！？！」

……ラボン……

なんなの、

CMまで、玉森さん

こわい、こわい。

でも、めちゃめちゃ、かっこいい……

私「……この人と……キス……」

はぁ、だめだ……

今日は、絶対寝れない

お風呂から上がって、

ベットの上で携帯を開く

メール見るの、忘れてた

『玉森さんと、連絡先交換しちゃった！』

そこには、柚葉からの、

ウキウキなメールがはいっていた

……そうだった、

柚葉の好きな人じゃん、

応援しようとしてたのに、

なにしてんだろう

「親友としてね、幸せになって
ほしいと思ってる」

宮田さんが、言ってたっけ。

私の親友は、柚葉

もちろん、柚葉の幸せを願ってる

宮田さん、

玉森さんを幸せにできるのは、

私じゃなかったかもしれない

もう、ドラマの撮影で、恋人同士の役を
やっているふたりの距離は

確実に近づいてるんだよ

私『良かったね！』

そう、柚葉に返信して、

眠りについた