小さな幸せ 4

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その人がドアを開けようと
手を伸ばすと、



同時にドアがバッ！っと開き





「ぶほっ！」



千「あっ！ごめん！！」





目の前で正面衝突してる
彼女と、……千賀さん？





「もー！千賀さん！
急に出てこないでください」



千「えー俺のせい？(笑)」





急に出てきたメンバーに
固まる私





千「あれ？お客さん？」




「あ、北山さんの彼女ですよ」





えっ！！！



し、知ってたのー？？




びっくりしすぎて、更に固まる私を見て、
笑いながら




「北山さんに来るって聞いてたんで(笑)」




って、教えてくれる





なるほど、



エスパーかと思った





千「え、まじでー？！？」



私「は、はじめまして」





目を見開き、かなり驚いてる
千賀さんに挨拶すると




千「はじめまして〜(笑)
どうぞ、はいってはいって」




ニコニコと迎え入れてくれた





でも、どうしよ……



みっくんいないし、



荷物を渡して帰ろうかな





千「もう少しで、ミツ帰ってくるから
座って待ってなよ」



私「……はい」





ニコニコな千賀さんにつられて
ソファーに腰かけると




「コーヒーでいいですか？」




部屋に彼女が入れてくれてる
コーヒーのいい香りがしてきた





私「ありがとうございます……え？」





お礼を言って振り返ると



うずくまってる、彼女





私「どうかしましたか？」




「……いえ、大丈夫です、千賀さん、
あと宜しくお願いしますね」




千「え、あ、うん」




口元を抑えて、
フラフラと部屋を出ていった




具合悪かったのかな……





彼女に代わって千賀さんが
入れてくれたコーヒーをいただいてたら




北「お、A、早かったね」




みっくんの声




北「迷わなかったか？(笑)」




って、ニコッと笑いながら
近づいてきて、頭をポンってしながら
隣りに腰をおろしたみっくんに



とてつもない安堵感




私「迷った」



北「んははっ、やっぱりね」




みっくんに携帯と台本を渡す




北「まじ助かった、サンキュ〜な」



私「うん」





……ん？





なんかものすごく、視線を感じて



視線の先をたどると、



千賀さんが物言いたげに見てた

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