小さな幸せ 4

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結局、




千「あれじゃない？
美味しい手料理で一緒にお祝いできたら
それでいいんじゃない？」




私「……美味しい手料理……」




無理だ……




二「Aちゃん、あれだよね、
そんな料理得意じゃないよね(笑)」



私「おにぎり返せ！」



千「あははっ、そうだよ、
朝作ってくれたやつ
お前持って帰ってきたじゃん。
Aちゃん、ニカはね、人が
握ったおにぎり食えないんだよ、ほんとは」



私「え、食べてたじゃん！」



千「珍しくね」



二「高菜が好きなだけだよ」



千「いや、違うね、
Aちゃんは大丈夫って事でしょ？」




それはそれでなんだか
嬉しい




二「いや、なんかさ、
あのおにぎりの丸さが
一生懸命作ってくれたのかなって(笑)」



私「あー！バカにしてるー！」



二「違う違う(笑)まじ褒めてる」



私「どこが！」



千「あははっ、マジいいコンビ(笑)」





二「この辺？」



私「あ、うん、ここでいいよ、
ありがとう！
ふたりとも、昨日は本当に
ありがとうございました！」



千「いいよ、いいよ(笑)
また会おうね、Aちゃん」



二「またな！」





ふたりとも、ほんと、優しいなぁ
なんて思いながら、歩いてると




さ「おはようございます！Aさん」




久々のさらちゃんに驚く




私「お、おはようー」




もしかして、見られてたかな……




さ「新しい彼氏ですか？
朝から羨ましい。
じゃ、失礼しますね」




私「……」




なに今の……



ニカちゃん達って気づいては
ないみたいだけど



新しい彼氏？



完全に勘違いされてますけど……





ヤ「うっす！
なにぼーっと歩いてんだよ」



私「あ、ヤス、おはよ」



ヤ「遅刻するぞ？」





不思議そうに追い抜いてく
ヤスを追いかけ、



会社に着く





ヤ「あ！今週末、アトミーの
送別会しようと思ってんだけど、
空いてる？」



私「そっか、辞めるんだったね、
わかった、予定しとくね」



ヤ「よろしくな」





仕事中、




♪ピコン


みっくんからメールがはいる




仕事中にメールしてくるのは珍しい



急用かなと、開いてみると





『宏光なう』





……なんだこれ

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