小さな幸せ 4

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みっくんの話によると



今日オフだったのが、ニカちゃんと
千賀さんで、



荷物を運ぶのを手伝ってくれる事に
なっているらしい




〃タンスはもってきたいって
言ってたからさ、男手が必要かなと
思って〃




確かに、残りの大きい荷物は
お気に入りのタンスだけ




私「運んでくれるの？」




〃言ってあるから大丈夫だよ。
夜、飯おごってやる約束してるから
働かせといて(笑)〃




私「わたしの荷物運んでもらうんだから
わたしがご馳走するよ！」




〃俺が勝手に頼んだんだから、
そんなん気にしなくていいって〃




ギュン！



なんだこれ、いい彼氏すぎやしませんか？




言い忘れた事を文句言いそうに
なったけど、



そんなんどうでもよくなるくらい
キュンとした




〃今日は早めに帰れるよ〃




ぼそっと言うみっくんの
周りには人が沢山いるんだろう




私「みっくん？」




ちょっとした、イタズラ心が働く




〃ん？〃




私「だいすき。みっくんは？」




〃……ふざけんな、言えるか、ばか(笑)〃




私「ふふっ、ケチ」




切るぞーって電話を切られたけど、
電話のむこうのみっくんの真っ赤な顔を
想像したら、おかしくて仕方ない






……





私「お待たせしました」




軽く化粧して、髪の毛は束ね、
リビングに戻る



ふたりは、頭にタオルを巻き、
ザ、働く男って感じ



だから私も、
おやすみモードから、動くモードに
切り替える




よし！ふたりに悪いし、
早く終わらせてしまおう




私「じゃあ……」



二「とりあえずさ」




タオルを巻き直して
気合いをいれたニカちゃん



きっと素晴らしいアイデアでも
あるんだろう




二「飯食わね？」



私「へ？」




あれ？



気合い入れてたから、
すぐはじめるかと思ったんだけど




千「そうだね、チカラ入んないわ(笑)」




まぁ、そっか、
確かに食べなきゃチカラ入んないか




私「あ、じゃあ、なんか
買ってくる」



二「いいよいいよ、軽く、
なんか作ってよ？」



私「え……」




私に、軽く作れる料理なんて
ないんですけど……




千「俺、フレンチトースト食べたい！」




材料は、ある



作った事もある



ただ、美味しく作れるかは、謎

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