そして、あなたに……7

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私「ねー、もう１回言って？」



藤「なにを？」



私「愛してるって」



藤「はずかしいから、だめ(笑)」



私「言ってよ」



藤「んー、ベットの上なら言えるかも(笑)」



私「……ばか」





笑いあって、抱きあってると、



ドアの向こうから、音楽が
聴こえてくる




〜♪

You're the only one

決まっていた ふたりの出逢い





私「この曲……」




たいちゃん達の曲『永遠結び』




藤「いこうか」




微笑んで差し伸べたたいちゃんの手を
握り返すと




教会のドアが開いた




歩みを進めるとそこには




メンバー全員と、マネージャーさん達



そして、10万円チーム全員の



笑顔があった





〜♪

誰かの為じゃない 君の光でいたい

You're the only one





歌の歌詞が胸に響いて、


私の心に静かに溶け込んでいき、


やっぱり、頬を涙がつたう





こんな幸せな事があっていいのかと





二「それでは、誓いの言葉を」



私「え、ニカちゃん？」




涙でよくみえなかった私の目に
ニカちゃんの姿が飛び込む




二「違います、牧師です(笑)」



藤「あれ、予定と違くない？」




いつの間にか、メンバーの横に
本当の牧師さんが並んでて、
ニカちゃんと入れ替わってる




藤「ふははっ、なにやってんだよ」



二「いいから、早く」




結局、笑いに包まれたまま



私達らしく、愛を誓い




二「早くチューして？」



藤「雑だな、おい」




笑いながら、みんなの前で
チューをした




千「あ！ニカ！指輪！」



二「やべー！忘れてた！」



玉「そうだよ、大事な事忘れてんじゃん
ワタ！出して出して」



横「はいよ」



宮「はい、Aちゃん
手出して？」




バコッ！




藤「お前じゃねーよ(笑)」



宮「痛いよ、ガヤさーん」




どこまでも、ふざける7人に
笑いが止まらない




北「こら、仕切り直すぞ〜」




さすがに北山さんが仕切り直し、



交換した指輪は



何故か私の指のサイズピッタリで




私「たいちゃん、これピッタリ」



藤「そりゃそうだよ」



私「どうして？」



藤「ふふっ、サチさんにサイズ
聞かれなかった？」



私「あ！聞かれた！」




こんな準備までされてた事に
驚きが隠せなかった

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