そして、あなたに……7

276 〜Fside〜 ページ35

.



北「藤ヶ谷、おめでとう」



玉「ガヤ、良かったね」



横「太輔、おめでとう」



宮「ガヤさん、俺にも赤ちゃん
抱っこさせてね」



千「すごくない？ リアルミラーツインズ」



二「先越されたわ〜(笑)」




これから、みんな大変になるのに、



あたりまえみたいに受け入れてくれる




藤「迷惑かけると思うけど……」



北「俺らの心配はしなくていいから」



二「そうだよ、藤ヶ谷さんは、
Aちゃんとこどもの心配
してればいいよ、後は任せて！」





改めて思った



このメンバー、最高すぎるだろって







つわりで体調が悪そうだから



旅行は先延ばしにしよって言ったら



泣きそうな顔で、うんって返事した





そしたらさ、毎日のように観てんの



俺らが、軽井沢で撮影した
教会のところ




藤「ただいま」




ほらね、



また、テレビつけたままソファーで、
寝ちゃってる




藤「もー、こんなとこで寝てたら
お腹冷えちゃうって」




ベットまで運んで、そのまま
寝かしてやる




最近、毎日これよ




隣りに寝転んで、Aの
頭撫でながら




やっぱり行きたかったんだろうなとか、



結婚式とか夢みてるんだろうなぁって



思ったら、



俺の立場を考えて言わないAが



ほんと愛しくて



叶えてやりたいと思った




だからせめて、あの場所で
プロポーズだけでもしようかなって





藤「Aを、連れてって
やりたいとこがあるんだけど」





俺の考えをみんなに話したら、
みんな、ノリノリで



念入りに計画をたてた




宮「いいよ、すごくいい、
どうせだったら、結婚式まで
してあげたいよね」




そんな俺らだけの計画に
10万円チームまで、参加してきて




矢「それなら、番組で結婚式の
ロケって言って連れてっちゃいましょうよ」




Aがいない時を見計らって
進んでく計画




そんな中、いつ俺がプロポーズしてないの
気づくかなって、ヒヤヒヤしてたら




まさかのサプライズ前日





「たいちゃんの奥さんにしてください！」





やられたって思ったよね



完全にノックアウトよ、俺



可愛すぎた





でも、ごめん



それは、明日俺に言わせて
ほしいんだ

277→←275 〜Fside〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す