そして、あなたに……7

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私「明日の準備が終わらなくて」




言い訳をすると




藤「もうさ、ひとりのからだじゃないん
だか……」



私「わーかーりーまーしーたー」




たいちゃんが言い切る前に
返事する



お説教タイムを拒否する為に





藤「……このやろ」



私「ふふっ」



藤「なに笑ってんだよ」




だって、心配してくれるのも
愛情たっぷりなんだもん




私「たいちゃん、だいすきー」



藤「……」




ギューって抱きつく




藤「ずるくない？」



私「ずるくない」



藤「怒れないじゃん」



私「やった！笑」



藤「ふっ、もー」




おかえりって、抱きしめ返して
くれる




藤「お風呂沸かしてあるから
はいっちゃう？」



私「うん、ありがと、
はいってくる」




……





からだを洗いながら、



まだ全然出てないお腹をみて



不思議な気持ちになる




……ここに、赤ちゃんがいるなんて





ガチャ！




私「え？」




ニヤリと笑いながら、
はいってきたたいちゃん




藤「ひとりで入ったら、
危ないでしょ？」




いやいや、あなたと入った方が
よっぽど危ないよ、いろいろと(笑)




結局、仲良く湯船の中




藤「明日さ、検診行くんでしょ？」



私「うん」



藤「俺も行く」



私「え！いいよ、明日で舞台最後でしょ？」



藤「そうだけど、行く」




これ、言い出したらきかないパターンかな




私「また今度の時でいいんじゃない？」



藤「だめ、行く」




頑なな、たいちゃんが
愛しくて仕方ない




私「ふふっ、わかった。
じゃあ、1番早い時間にしてもらうね」



藤「うん」





後ろからずっとお腹を
触ってくるたいちゃんの手が



すごく気になって




私「たいちゃん……あんまり動かさないで？」



藤「ん？ あ、ごめん
気持ちよくなっちゃう？笑」




そのとおりすぎて




私「……うん」



藤「素直だな(笑)
したい？」



私「うーん……」




なんか最近バタバタしてたから
ゆっくり、そういうのしてないし



でも、お腹に赤ちゃんがいるから
刺激しちゃいけない気もするし




ものすごく、葛藤してると




藤「俺は、したい」




後ろから、顔をのぞきこまれ、
濃厚なチューをされる

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