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藤「さてと、こっちきて」
家に着くと、ソファーに座らされ、
たいちゃんは、私の前にしゃがみこむ
藤「言いたい事は、山ほどあるんだけど」
私「……」
藤「とりあえず、先に言っとくわ」
私の両手を握って、見つめてくるから
見つめ返す
藤「どこにも、いかせない
なにがあっても」
それは、
この子を守ってくって
自分に誓った時、
たいちゃんに言わせては
いけないと思った言葉
でも、
間違ってた
言われたら、よくわかった
本当は、その言葉を
わたしは、
待ってたんだって
藤「わかった?」
顔をのぞきこむたいちゃんの
首にぎゅってしたら、
藤「返事は?」
耳元で聞いてくる
私「ずっとたいちゃんといる」
藤「……ん、約束な」
腰に腕をまわして、
引き寄せてくるから、ソファーからおりて
たいちゃんの膝に座る
藤「俺さ、
Aが悪い病気かなんかを
隠してんのかと思ってた」
玉ちゃんも言ってた
そんなつもりなかったんだけど
藤「違ってて良かったよ」
私「うん」
藤「でも、それと同時にショックだった、
Aが言ってくれないなんて
思ってもみなかった。
しかも、
勝手にひとりで育てようとしてたなんて」
私「……だって……」
藤「わかってる、俺の為だって」
私「……」
藤「でも、俺は、信じてる。
メンバーの事も、俺自身も。
Aも信じてて。
信じて、俺の隣りで笑ってる
可愛いママになってよ」
たいちゃんの、一言一言が
胸に響いて
せっかく乾きはじめていた頬を
涙がつたって、また濡らしていく
私「……うっ」
返事のかわりに、嗚咽がもれると
藤「泣きすぎ(笑)」
また、ぎゅっと抱きしめられ
いつもみたいに、背中をポンポン
撫でられる
これをされると
とてつもなく安心してしまうわけで
藤「あ」
私「……」
藤「寝んなよ?」
あやうく、泣き疲れて寝ちゃうとこだった
のは、たいちゃんにはバレバレらしい
藤「そうだ、見せて?」
見せて?
なにを?
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琉衣(プロフ) - はい!また太ちゃんメインの作品が読みたいです! (2021年12月7日 22時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» なんと!!!こちらまで!笑本当にありがとうございます!似たような話ばかりですがこちらも気に入ってもらえてたら嬉しいです! (2021年12月7日 22時) (レス) @page40 id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ!こちらの作品も最初から最後まで読ませて頂きました!感涙しました( o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅ ) (2021年12月7日 21時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - ぽむさん» はやっ、笑。読んでいただきありがとうございました。感想までいただけて嬉しいです! (2021年1月27日 15時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - もう!すごいよかったです!読み終わっちゃいました(笑)素敵なお話でした! (2021年1月27日 10時) (レス) id: 903b713e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なみすけ | 作成日時:2019年11月8日 15時