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頷いた私を見て、
たいちゃんは愛しそうに微笑むと
キスをした
藤「帰るよ」
私「うん」
たいちゃんの車に乗りこむと
横から手がのびてきて、私の手を
握ってくる
藤「言っとくけど」
まっすぐ前を見て、運転しながら
話し出すたいちゃんを
手を握り返し、横から見つめる
きっと、たいちゃんがなにを言っても
今の私には愛の囁きにしか聞こえない
……それくらい
たいちゃんへの愛しさで
いっぱいだから
藤「帰ったら説教だから」
ん？
な、なんて？
キョトンとたいちゃんを見上げると、
藤「ふっ、あたりまえだろ」
チラっと私を見て、言い放つ
私「……や、やだ」
お断りをいれると、今度は、
手を離してほっぺをつままれる
私「い、いひゃい……」
藤「やだじゃない」
私「はなししぇ……」
藤「言っとくけど」
ま、また……
藤「俺、怒ってるからね」
私「……」
ちーん……
そうでしょうけど、
改めて言われると
恐怖しかないわけで……
私「いっぱい？」
藤「そりゃそうだろ」
私「……お腹いたい」
藤「嘘つくな」
私「……」
藤「え、まじ？」
私「……嘘」
藤「……ぶっとばす(笑)」
ぶっとばすとか、言いながら
今度は私のお腹を撫でてる
藤「A」
私「ん？」
藤「いるんだよな、ほんとに」
私「うん」
藤「やべーな、まじで嬉しい」
お腹の上のたいちゃんの手に
自分の手を重ねる
たいちゃんと一緒に、この子を
感じとろうとするのって
幸せだななんて、ジーンとしてると、
藤「こんなに最初から、腹って
でんの？」
ですって。
……ありえない
この感動の儀式に浸ってた私の耳に
なんとも残念なお言葉……
私「ちょっと！」
藤「ふははっ、冗談だよ」
赤信号で止まって、こっちを
見て笑うたいちゃんに
シートベルトを外して
飛びつく
藤「うわっ！苦しいって(笑)」
もう着くからおとなしくしてって
席に戻され、またシートベルトを
はめられた
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琉衣(プロフ) - はい！また太ちゃんメインの作品が読みたいです！ (2021年12月7日 22時) (
レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» なんと！！！こちらまで！笑本当にありがとうございます！似たような話ばかりですがこちらも気に入ってもらえてたら嬉しいです！ (2021年12月7日 22時) (レス) @page40 id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ！こちらの作品も最初から最後まで読ませて頂きました！感涙しました( o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅ ) (2021年12月7日 21時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - ぽむさん» はやっ、笑。読んでいただきありがとうございました。感想までいただけて嬉しいです！ (2021年1月27日 15時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - もう！すごいよかったです！読み終わっちゃいました(笑)素敵なお話でした！ (2021年1月27日 10時) (レス) id: 903b713e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみすけ
| 作成日時：2019年11月8日 15時
