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目を覚ますと、
白い天井



……どこだろ、ここ




玉「Aちゃん」




声がした方を見ると、



玉ちゃんがいた




私「どこ? ここ」



玉「病院だよ」




そうだ



私の方に、脚立が倒れてきて……




え!



赤ちゃんは!




お腹に手をあて、玉ちゃんを
みたら、




玉「大丈夫、ちゃんといる」



私「よかった……」




ほっとしすぎて、涙がこみあげた




でも、




私「どうして玉ちゃんが?」



玉「さっきまで、矢野ちゃんが
いたんだけど、起きたら
帰っていいって聞いたから、
帰らせた」



私「そっか、ありがとう」




起き上がって、なんとなく
違和感を感じ、頭を触ると、
包帯が巻かれてた




玉「頭打ったみたいだけど、
大丈夫、たいした事ないって」



私「そっか(笑)」



玉「Aちゃん」



私「ん?」



玉「今日は、……うちにおいで?」



私「え?」




どうして?




私「……たいちゃんと、約束したの
今日、話すって」



玉「うん、そうなんだけど……
もう、知ってる」




え?




玉「Aちゃんが運ばれた時、
俺ら近くにいたんだ……
俺が言った、赤ちゃんがいるって」




玉ちゃんと一緒に、病院まで
来てくれていたらしい



病院の先生に、
私も、赤ちゃんも大丈夫と
聞いて、



玉ちゃんに、今日はAの事頼むって
言い残して、帰ったって




私「……そっか」




もう知っちゃったんだ……



本当は、私の口から言うべき事
だったけど




玉「Aちゃんが、
ひとりで育てようとしてる事も
言った、ごめん」




首を振る




私「大丈夫、言おうとしてた事だから」




それで、帰ったって事は……



私がひとりで育てる事を
受け入れてくれたって事かな




玉「泣かないで」




気づいたら、涙が零れてた



私が、決めた事だけど、



本当は、たいちゃんとずっと
一緒にいたかったから




玉「まだ結論を出したわけでは……」



私「いいの、大丈夫」



玉「……」



私「私は、この子を産む事を
許してくれるなら、それでいい」



玉「説得力ないんだけど(笑)
そんな泣いてたら」

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琉衣(プロフ) - はい!また太ちゃんメインの作品が読みたいです! (2021年12月7日 22時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» なんと!!!こちらまで!笑本当にありがとうございます!似たような話ばかりですがこちらも気に入ってもらえてたら嬉しいです! (2021年12月7日 22時) (レス) @page40 id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ!こちらの作品も最初から最後まで読ませて頂きました!感涙しました( o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅ ) (2021年12月7日 21時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - ぽむさん» はやっ、笑。読んでいただきありがとうございました。感想までいただけて嬉しいです! (2021年1月27日 15時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - もう!すごいよかったです!読み終わっちゃいました(笑)素敵なお話でした! (2021年1月27日 10時) (レス) id: 903b713e9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみすけ | 作成日時:2019年11月8日 15時

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