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259 〜Fside〜 ページ18

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歌番組の収録が終わって
帰ろうとすると、




宮「あれ、なんか賑やかだね」




局内がバタバタしてて、
救急隊員達の姿が目に入る




玉「なんだろ、病人かね?」



二「見に行く?」



玉「野次馬は、やめなさい」



二「え、待って、矢野ちゃんいるじゃん」



玉「え?」




他人事だと、客観的に見てた俺を




玉「ガヤ!」




玉が、顔面蒼白で呼ぶ




藤「どした?」



玉「Aちゃんじゃない?」



藤「え?」




運ばれてる人が目に入ると
同時に走り出す俺




藤「A!」




どうした?



なにがあった?




矢「藤ヶ谷くん」




寄り添ってた矢野くんが
俺に気づいた





担架に乗せられてるAを
見れば、目を瞑ったままで



俺の頭ん中は、真っ白になる




藤「どういう事?」




矢「脚立の下敷きになったんです。
すみません……俺一緒にいたのに」



玉「お腹の子は?!?!」



矢「わかりません」




なんの話?



玉と矢野君は、なんの話をしてる?





「どなたが、一緒に乗って行きますか?」





藤「俺が……」


玉「矢野君、行って。
ガヤと後から行くから、
病院わかったら教えて」




矢「わかりました」





……





藤「どういう事?」



玉「ガヤ、落ち着こ」



藤「落ち着けるかよ……」





何故だか、玉ひとりが冷静だった





北「玉、なんか知ってんのか?」



玉「さっき、……偶然に聞いちゃったんだ、
矢野君と話してるの」



北「なに?」



玉「ガヤには、まだ言うなって
言われたけど」




俺をまっすぐ見る玉




玉「Aちゃん、赤ちゃんが
いるんだよ」




……玉が、なにを言ったのか
俺には理解できなかった




そんな大事な事を



Aが隠してるはずがないと思ってたから





藤「なんだよ、それ」





メンバー全員が、息をのんだのが
わかった





宮「って事はさ、
Aちゃんだけじゃなくて
赤ちゃんも、大丈夫かな」




ミヤの声で、はっとした



今は、こどもがいるか、いないかじゃない



どっちも、無事かだ




玉「大丈夫に決まってんだろ、
Aちゃんも、赤ちゃんも!
ガヤ、行こ」

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琉衣(プロフ) - はい!また太ちゃんメインの作品が読みたいです! (2021年12月7日 22時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» なんと!!!こちらまで!笑本当にありがとうございます!似たような話ばかりですがこちらも気に入ってもらえてたら嬉しいです! (2021年12月7日 22時) (レス) @page40 id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ!こちらの作品も最初から最後まで読ませて頂きました!感涙しました( o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅ ) (2021年12月7日 21時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - ぽむさん» はやっ、笑。読んでいただきありがとうございました。感想までいただけて嬉しいです! (2021年1月27日 15時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - もう!すごいよかったです!読み終わっちゃいました(笑)素敵なお話でした! (2021年1月27日 10時) (レス) id: 903b713e9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみすけ | 作成日時:2019年11月8日 15時

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