小さな幸せ 3

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私「ふふっ、ありがと」



北「どういたしまして〜」



私「金髪すごいね、ドラマの役？」




みっくんの髪に手を伸ばすと
わたしに弄られたまま、くすぐったそうにしてる




北「そ、ドラマの役、
すっげーパサパサんなっちゃった、
Aもやる？金髪(笑)」



私「絶対やらない、そんな若くない」



北「俺だって若くねーよ(笑)」



私「みっくん、明日は行けるの？」




明日は、ヤスに誘われてた
フットサルの日



忙しいから、やっぱり行けないかなぁって
今日ヤスと話してたんだけど、




北「うん、明日は大丈夫、久々1日オフ」



私「そっか、良かったね」




あわよくば、さらちゃんと会わない
なんて思ってたけど



そうはいかないのか……



嬉しそうなみっくんみてたら、
そんな事気にしちゃってるのが
申し訳ない気持ちになってきたし




北「一緒に行こうな」




まるでデートみたいな気さえしてしまう





久々だったから、ゆっくり色々
話したかったけど、



睡眠モードだったからか、
だんだんと頭が回らなくなってきて、




私「……う……ん」




私の相槌の遅さに気づいたみっくんが
笑いながら




北「ごめんごめん、眠かったね」




って、腕を伸ばして腕まくらしてくれるから
ぎゅっと抱きついて眠りについた





翌日




北「ミカちゃんも拾ってく？」




朝、支度をしながら、聞いてくる




私「ミカは、ヤスが迎えに行ってくれるって」




北「そっか、じゃ、行こっか」




みっくんの車で、
念の為、後部座席に乗って出発



行き先は、フットサル場だけど
みっくんとお出かけって事が相当嬉しい




けどさ、




私「なんで私もジャージなの？」



北「Aは俺のマネージャーだからね、
動きやすくないと」




何故か、これ着ろって渡された
みっくんのジャージ




私「大きいから、動きにくいけど(笑)」



北「そ？似合うからいいじゃん」



私「私、ルールとか知らなーい」



北「だろうと思った(笑)
見てればそのうち覚えるよ」



私「試合するんでしょ？
ヤスが言ってたけど」



北「軽くね、あぁ、相手チームのいつも応援来る子、
俺のファンらしいよ」




は？



なんか軽い感じで言ってますけど、



いつも？



また心配事増えたんですけど

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