小さな幸せ 3

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みっくんがみそ汁って
言うから和食にしてみた



っていっても、料理が得意では
ない為、レパートリーは乏しく



卵焼き、きゅうりの漬物、納豆
冷奴、みそ汁のみ




これ、料理じゃないな……




それなのに、目の前のみっくんは




北「朝からみそ汁とか最高」




って嬉しそうに、ニコニコしてる




最高は、あなたでしょ




北「ん？どした？」



私「見ての通り、料理得意じゃないの」



北「え、うまいよ？
俺これだけで、飯3杯いける」




大根のみそ汁に、卵を落としただけ
なのに、



リスみたいに、口にご飯を頬張って
褒めてくれる




私「なら、いっか(笑)」



北「おぅ、美味いぞ、いっぱい食え」




まるで自分が作ったかのような
みっくんに頬が緩む




朝から幸せかも




私「え、ちょっと！ 何してんの？」



北「あ？」




納豆に何故だか水を入れてるみっくんが
キョトンと私を見る




北「いれねーの？」



私「いれないよ！」



北「んまいよ？」



私「え、ほんと？」




食ってみ？って渡され、




私「……微妙……」



北「嘘だろー？ こっちのがうまいのに」



私「普通でいいよ」




しばらく言い合ってご飯を食べ、



マネージャーさんからの電話で




北「やべ、迎えきちゃった、
先でるな！」




慌てて、仕事に行くのを見送った





それから、みっくんはドラマが
決まったとかで忙しいらしく、



私が起きている時間に
会う事がない



完全にすれ違い





夜中にからだが浮いた感覚がして
目を覚ます




え！



金髪？



誰？誰に抱えられてんの私




北「うぉ！暴れんな」



私「だだだっ誰？ヤンキー？」



北「ヤンキーじゃねーわ！みっくんだわ！(笑)」




あー、、、びっくりした



優しくベットに降ろされ、




私「みっくんかぁ、おかえり〜」




ぎゅっと抱きつくと、笑ってる




北「ただいま、他に誰がいんだよ(笑)」



私「久々のみっくんだ」



北「ごめんね、忙しくて」




頭をなでられ、癒される




私「また落ちてた？」



北「いつもだわ！もーね、
俺の日課になっちゃってるから、昨日も
運んだし」

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