小さな幸せ 3

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北「寝るぞ〜」




疲れた〜って腕まくらと反対の手で
携帯をピコピコ弄ってアラームをセットしてる
みっくんにとっては私の心配事なんて、
たいした事じゃないんだろう




それもそうか、運動しに
行くだけなんだから




私「明日は早い？」



北「Aと同じくらいに迎えがくるかな」



私「じゃあ、一緒に朝ごはん食べようね」




携帯から私に視線を移すと




北「食べる時間あったらね(笑)」




ニヤッと不敵に笑って、
見つめられる




私「……」




朝の情事が甦り、
視線をみっくんのみっくんに向けると




北「ばか、あからさまに見んな(笑)」



私「明日はおとなしくしててね」



北「こら、触んなっ(笑)」



私「あ、」



北「あ、じゃねーよ、責任とれ」



私「……おやすみ」



北「……」



私「……」



北「……おい」



私「……ふふっ」




ぎゅってみっくんの胸に顔を
押しつけると、



後頭部を抑えられ、息苦しい




私「んんーっ！苦しっ！」



北「寝かさねぇわ(笑)」





……





ピピピピッ♪ ピピピピッ♪




もう朝？



全然寝た気がしない




ピピピピッ♪ ピピピピッ♪




……うるさいなぁ




結局昨日の夜も、散々イチャコラしてしまい、
おかげでモヤモヤした気持ちは薄れたけど
睡眠時間が……




ピピピピッ♪ ピピピピッ♪




私「みっくん、とめて……うるさい」



北「ん〜」




起きた？




ピピピピッ♪ ピピピピッ♪




止める気配なし




私「もー！！」




抱き枕にされてて、動けないから
思いっきり、胸を押すと




北「ん〜、暴れんな……」




腕をどかされ、また抱き枕




そりゃ、このまま、まったりしてたいよ？




でもね、わたしは、朝ごはんが食べたいのー！




私「どいて」



北「……やだ」




……やだ、



また可愛い……




……って、そうじゃなくて！




私「朝ごはん作るから、どーいーてー」



北「んふっ、みそ汁作って？卵入ってるやつ」




寝ぼけたまま、ゆっくり喋るみっくんが
これまた愛おしい




卵はいってるやつ？



なんて可愛い言い方するのよ

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