小さな幸せ 3

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私「玉ちゃんのファンだけど、
私が好きなのは、みっくんなの、
ごめんね？黙ってて」




さ「それは、私にも可能性があるって事
ですよね？」




どういう思考回路なんだろう……




ミ「Aとみっくんは、つきあってるの、
だから、邪魔しないで？」




ミカが代わりに言ってくれたけど




さ「さっき、聞いたんです、
Aさんとどこで出会ったのか。
そしたら、ヤスさんの紹介だって。
私と同じじゃないですか。
先に出会ったのが私だったらよかった」




私が、不安に思っていた事を
ズバリと言ってきた




ミ「……順番なんて関係ないでしょ、
だいたい、さらちゃんは誰と
つきあってるの？ちゃんとアトミーと
向き合った方がいいよ、
憧れと、現実は違うから」




さ「それなら、Aさんも現実見た方が
いいと思いますよ？
みっくんの好きな女性のタイプは
胸が大きくて、家庭的な子
だそうです。
わたし、全然負けてる気しませんから！」




そう言い残して、去っていった




ミ「なにあれ(笑)」




ミカは、アホらしいと
笑ってるけど、




私は全然笑えない





私「……ねぇ、私、やっぱり胸小さい？」



ミ「ブッ(笑) 気にしなくていいよ」




はい、肯定




私「家庭的って？料理とか掃除とか？」



ミ「大丈夫、Aが苦手なものばかり
だけど(笑)」




ほら、負けてる気しかしない……




ミ「もー、タイプとかはただ聞かれて
言っただけの話でしょ、
関係ないって(笑)
もう、会う事もないだろうし、
気にする事ないよ」




気になるよ



みっくんの好きなタイプと
まるっきり逆だったら





トイレから戻って、車に近づくと
めちゃめちゃ違和感




ミ「あぁ、……そうきたか」




ニコニコと、みっくんの車の
助手席に乗ってる彼女の姿を見て




ミカとふたりで顔を見合わせた




ヤ「なんかさ〜、アトミーに
置いてかれたって俺らんとこに
泣きついてきて……」




ヤスは飲んじゃったから、代行の車を
待ってて、



みっくんは飲んでないから
さらちゃんとミカを送る話になったらしい




それにしても……助手席って

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