小さな幸せ

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北「ぶはっ！
ちょっ！急にストレート」




言っちゃった！



つい、言っちゃった！



だって、『で？』の みっくんが
めちゃめちゃ優しかったから



……なんか笑われてるし




私「ぃや、今のなし！」



北「は？」




恥ずかしすぎて、俯くと
下から覗きこまれ、




北「なかった事にさせっかよ」




チュッと唇にキスされた





ズルッ！



ドスン！




私「……いったっ！」



ソファーから、落ちる




北「え、大丈夫？(笑)」



私「な、な、なにしてんの？！？」




両手で口を隠してる私は
真っ赤に違いない




北「なにって、チューしちゃだめなの？」



私「だめでしょー！？！？」




腕を引っ張られ、ソファーに座り直す




北「好きな子に、チューして
なにが悪いんだよ」




ズルッ！



ドスン！




北「何回落ちんの？(笑)」



私「す、好きな子って言った！」




めんどくさいなって言いながら、
ソファーの下に落ちた私の隣りに
座り直すみっくん




北「チューしていいっすか？(笑)」



私「聞かれてもこま……んっ……」




今度は、さっきの軽いチューではなく



後頭部を抑えられ、思いっきり甘いキス




北「目、つぶってよ(笑)」



私「……むり」



北「好きだよ、Aちゃん」




ギュン




みっくんの言葉に、心臓がぎゅっと
高鳴る




やっぱり、違うかも



テレビでは見た事のない甘い顔



見つめられると



耐えきれなくて自然と目を閉じてしまう





……チュッ




……チュッ




何度も何度もキスされ、



ぎゅっと みっくんに抱きついたら



みっくんの腕に包まれる




幸せ




ぎゅるるぅぅ〜



……わたしのお腹の音




北「なんだこのタイミングは！(笑)」



私「き、聞こえた？」



北「思いっきりな！」



私「聞こえなかった事にして！」




グｩｩｩｩ〜




北「無理だわ！笑」



私「だって、何も食べてないんだもん」




なんなんだ！わたしのお腹！



空気読めなさすぎで、恥ずかしすぎる




北「うし、食い行くか」




何事もなかったかのように、
さっさと立ち上がるみっくん




私「あの……」



北「ん？どした？」



私「立ち上がれないんですけど……」



北「うははははっ」

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