小さな幸せ

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私「それは、北山さんの
せいでは、ないんで(笑)」




ニカちゃんがとんでもない事
言い出して、焦る



どこに風呂壊れて、アイドルの家の
風呂を借りるやつがいるんだ




北「いいよ、別に、おいでよ」




ほら、迷惑だって……



ん？



なんて言った？




私「……ぅえ〜？！？！……なんて？」



北「俺が家にいる時は、かしてあげるよ、
毎日こんなとこ、面倒でしょ」



二「はい、決定〜」




いや、ニカちゃん、勝手に決めないで？



みっくんちとか、未知の領域すぎて
無理だよ




私「だ、大丈夫です！ なんかここ、
気に入ったし！」



二「あ、Aちゃん、携帯かして？」




話、聞いてます？




私「携帯？」



二「ミツの連絡先入れとかないと」




……




あ！



間違ってブロックしちゃったって
言った方がいいかな




私「あの、実は、北山さんの連絡先……
間違って、ブロックしちゃったんです！
そしたら、わかんなくなっちゃって、
ほんとにごめんなさい！」




二「あはははっ、だって〜、
良かったね、ミツ」



北「……かして？」




ピコピコと私の携帯を弄る




北「はい、ぜってーブロックすんなよー？(笑)」




連絡先、いれてくれたの？




なんか、また夢みたい



1日限定のお友達だと思ってたのに、



本当のお友達になってくれるなんて





二「俺のもいれとこ」



北「なんでだよ！お前はいいよ」



二「えー、今後の為に俺は知っとくべきだろ」



北「いや、お前はよけいな事言うからだめ」



二「はー？」




いやいや、おふたりさん、揉めてますけど
それ、わたしの携帯……




二「ふふん、俺の勝ち」




何故か、私の携帯に
みっくんとニカちゃんの連絡先が
追加された




私「……ぶぁぁくしょん！！！！」




とんでもなく、可愛くない
クシャミ……




二「うはははっ、今のなに？」



北「あぁ、ごめんごめん、
風邪ひくよな、呼びとめちゃってごめんね」




バサッと、自分が着ていた上着を
私の肩にかけてくれる




優男！




でも、これどうすんの？



着て帰るわけには、いかないし




北「うち来た時、持ってきてくれれば
いいから」

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