小さな幸せ

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でも、あのブロックしたやつが
みっくんのラインかは
わからないし




連絡先聞いたとしても
連絡してきたとは、限らないし




私「あの、それは、何日前くらい？」



ヤ「2、3日前かな」




……




……完全に、やっちゃったでしょ、これ





私「ブロックしたやつって、
どうやって戻すの〜？」




ミカに泣きつく




ミ「え？A、ブロックしたの？(笑)」



私「だってさ、変なスタンプだけ
送られてきて、怪しい人だと
思ったんだもん」



ミ「あはははっ、なにやってんの、
せっかくのチャンスを」




ほんとだよ




私「ブロックされたって、気づくもの？」



ミ「どうかな、でも、返事なかったら
気づくかもね〜」




……ですよね




完全に失礼なやつって思われてる





ヤ「玉森と会えるチャンス逃したな(笑)」




玉ちゃんに会えるチャンス？




そんな事忘れてた




みっくんを通じて玉ちゃんに
会いたいなんて、これっぽっちも
思わなかったから……




ヤ「連絡先、送ってやるよ」



私「……ううん、いい」





これが、運命ってやつだよ



きっと、神様が、連絡とるなって
言ってるんだ ←なんの信者？






私「玉ちゃん、ただいま」




ピッ！



テレビをつけると、ちょうど歌番組が
始まる時間





私「ギリギリセーフ！」





帰ってきた瞬間にテレビの前に座る



生放送のたもさん司会のこの番組



いつも、キスマイの出番をいまかいまかと
待ってるんだけど





私「うわ！しょっぱな！」




もちろん、いつものように玉ちゃんを
見てるつもりが



みっくんが画面に映った瞬間くぎづけになる





私「ほんとに、この人に会ったのかな……」





……歌ってる姿、かっこよすぎる




なんだか、無駄に心臓がバクバクいうし



みっくんの笑顔は眩しすぎるし、



目瞑って歌うのは……反則だよ





結局、みっくんにくぎづけのまま、
出番はあっという間に終わり、




私「あ、玉ちゃん見逃した！」




なんてこった！



巻戻そ！




……




……




録れてないし……




私「さいっあく！」




いいや、お風呂はいろ……




ピッ！



ピッ！




……ん？




給湯器がつかない

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