そして、あなたに……4

149 ページ29

私「太っちゃうかも……」



藤「は？」



私「横尾さんの料理で」



藤「ふふっ、そしたら迎えに行くのやめるわ」



私「ひどっ！！」




思いっきり膨れて、
たいちゃんを睨みつけると、



笑いながら



藤「嘘だよ(笑)絶対迎えに行くから
待ってて」



なんて、甘い言葉とキスが
かえってくる





コンコンッ！



突然ノックされたドアの音




藤「お迎えきちゃったかな」



私「だね(笑)」




ガチャ！


玉「終わった〜？撮影はじまるよ〜」




玉ちゃんのゆるーい声で、
ふたりで笑って、撮影に戻る






撮影では、
中居さんが泥棒になって
楽屋に忍び込み、



しっかりと、たいちゃんの
封筒も見つけてくれて、
スタジオは大爆笑で
大成功だった




私「おつかれさまでしたー、今日の
撮影は終了です、気をつけて
おかえりください(笑)」



楽屋に挨拶にいくと、



二「ねー！Aちゃん知ってたでしょー！」



二階堂さんから、ブーイングの嵐



私「なにが？」



すっとぼけておこう



二「中居さん来ること！」



私「まぁ、ね(笑)」



北「もー！教えといてくれなきゃ」



あら、北山さんからも、ブーイング(笑)



私「そしたら、面白くないじゃん」



横「太輔完全にハメられたな(笑)」



藤「ほんと、Aに騙されるとは
思わなかったわ」



私「騙してないよ？言わなかっただけで(笑)」



千「それがだめなの！言っといてよ〜！」




あらあら、結局、みんなから
ブーイング(笑)




玉「俺、セーフ(笑)財布忘れて良かった〜」



宮「ずるいよ、玉〜！俺ファンクラブの
会員証まで見つかっちゃったんだけど〜」



玉「お前はいいんだよ、みんな知ってるし」





みんな、わちゃわちゃしだしたから
私は片付けに戻ろうとすると





藤「A」



手招きされ、呼び止められる



藤「俺、一旦家帰ってから、ホテル行くから」




そうか、……しばらく、会えないんだ




私「うん」



藤「渉が迎えに来てくれるから、
荷物準備しような」



私「わかった」




なんだか、急に現実味が出てきて
寂しい気持ちになる

150→←148

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す