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119〜Fsaid〜 ページ35

藤「いや、あれは、水野さんのせい
では、ないでしょ?」


宮「と、とりあえず、ここ座りますか?」


俺の向かいのイスに座らせる宮



さやか「あの……はい!でも、私の
事務所には、私が藤ヶ谷さんの事が
好きだと報告してました。」



藤「は?」



さやか「だから、あの写真がとられて
事務所は、喜んでマスコミに売った
んです。これが事実になれば、事務所
の為にも、私の為にもなるって」



藤「事実には、ならないと
思いますけど?」



さやか「今は事実ではないけど、
私は、そうなりたいと思ってます」



横「口を出す事ではないかもしれませんが、
事務所とグルになって、あの件を
事実にしようとしてるって事ですか?」



さやか「グルになっている訳では
ありませんが、私は週刊誌の件が
きっかけになって、私を見てくれ
たらいいと思ってます。
だって、撮影の間、藤ヶ谷さん
私に優しかった……」



藤「……」



さやか「撮影が終わって、関わりが
なくなっちゃうなんて、さみしくて、
あの週刊誌が出た時、不謹慎ですが、
うれしかった……」



……イライラしすぎて、言葉がでない

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作者名:なみすけ | 作成日時:2017年5月4日 16時

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