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藤「A、楽しかった?」
帰りの車の中、後部座席に
話かける
私「うん!すっごい楽しかった」
藤「ふふっwww
良かった!もっと時間できたら
ゆっくりデートしような!」
私「うん!楽しみにしてるね!」
藤「なんかさ、……ごめんな?
普通に一緒に出かけたりできなくて」
急に真面目に話し出すたいちゃん
私「どうして謝るの?」
藤「ん?ん〜……こんな仕事してる
から、この先もたくさん我慢させ
ちゃったりするんだろうなって
思って」
私「我慢してばっかりいるのは、
たいちゃんでしょ?
どこ行くにも、人目気にしなきゃ
いけなくて、自由にやりたい事
できないんだもん」
藤「俺のは我慢じゃないよ…
好きでやってる仕事だから
でも、俺のせいでAが
いろんな事我慢したり、寂しい思い
すんのは ヤダなって思って」
私「たいちゃんのが我慢じゃないなら
私にとっても我慢じゃないよ?
たいちゃんとつき合うのは
私にとって、我慢なんかじゃないよ?
幸せな事だよ?」
藤「A、ありがとう」
ルームミラー越しに
微笑むたいちゃん
私「ううん、ちゃんと考えてくれて
ありがとう!!」
藤「……早くうち着かないかな……」
私「なんで?」
藤「Aちゃん抱きたい!」
ニヤリと笑う
私「なっ!?!?……////」
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作者名:なみすけ | 作成日時:2017年5月4日 16時