そして、あなたに……

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私「生ビール」



玉「おっけ〜、そちらさんは？」



あ「カシスオレンジで」




……あ、これが女子力？




失敗したかな？




ま、いっか、今更可愛子ぶっても仕方ない




飲み物がきて、みんなで乾杯した




私「なにこれっ！おいひぃーっ！！」



北「だろー！あっ！それはまだ！」



私「もう焼けてるよ？」



北「だめだって！あと30秒待て！」




すごい、こだわりを見せる北山さん




玉「あー！それは俺が育ててるやつ！」



私「えー！食べたい！」



玉「Aちゃんは、これ」



私「ニンジンいらなーい！」



玉「こどもか！(笑)食べなさい」




私が焼肉に夢中になってる中



あみちゃんは藤ヶ谷さんに夢中




あ「連絡先教えてくださいよ〜」




かなり積極的(笑)




藤「携帯忘れちゃったから、ごめんね」




……あれ？さっき、電話してなかった？



私と目が合うと、



鼻に指を立てて、シーっと合図され、



あぁ、断る為の口実かと悟る



やっぱり、そう簡単に連絡先なんて
教えないよね、
アイドルって、すっごいモテそうだし……





だいぶお腹いっぱいになり、
会話が弾んでる中



やっぱり話題は、高校時代の話しで




宮「たまにさ〜、田口と話してると
Aちゃんの話題出るんだよ(笑)」



私「どうせ、悪口でしょ？(笑)」



宮「違うよ〜(笑)高校の時さぁ
ふたり付き合ってたじゃん？」



私「ブーッ！！！ゲホッ！」




飲んでたビールを噴き出す




玉「うわ！(笑)こっち向かないでよ(笑)」



私「……ごめん(笑)」




そんな話しを蒸し返されると
思わなくて、動揺してしまった




二「Aちゃんの元彼って事？」



宮「そうそう、会いたがってるんだけど、どう？」



私「……いや、今更会っても……」



宮「そっかぁ、考えといてよ」



私「うん、わかった」




まぁ、会うつもりはないけど……




わたしは、たぶん恋愛には
向いてない



というか、本気で人を
好きになった事がないのかもしれない



田口くんは、告白されて
お付き合いをしたけど、



わたしの親友が彼を好きだとわかり、
身をひいた



執着心もなかったんだと思う

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