そして、あなたに……

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佐「あれ？言ってなかった？」



私「聞いてません」



佐「ごめん、ごめん、忙しくて(笑)」




忙しくて？



大事なとこでしょうが！



担当の番組が増えるって、わたしには、
殺人的に忙しくなるんですが！





宮「え、片桐って、Aちゃん？」




ん？



なんでわたしの事知ってんの？



アイドルに、知り合いなんていませんけど……



宮田さんを見る




あれ？




私「え！キスマイの宮田さんって、
トシ君？？」



宮「そうだよ！俺だよ！
マジかよ、すっげー久しぶりなんだけど！」



二「なに？宮田の知り合い？」



宮「うん、高校の同級生、
ねっ、Aちゃん？」



私「ほんとに、トシ君？
トシ君って……あのオタクの？
嘘でしょ？」



宮「嘘じゃないよ(笑)ちゃんと見て？
ほら、この鼻！」



私「ほんとだ〜！！」




玉「さすが、宮田の鼻(笑)」




会議室が笑いに包まれる




佐「知り合いなら、ちょうど良かった(笑)
慣れないとこもあると思いますが、
宜しくお願いします」



私「宜しくお願いします」




挨拶を終え、本題にはいる




佐「…………って事で、みなさんに
懸賞応募用にハガキを書いていただき……」




ぐぅーー




佐「……後日、結果発表の撮影となります……」




ぐぅぅぅーー




佐「……お時間のない中、大変だと……」




ぐぅぅーー




佐「……おい」



私「へ？」




佐藤さんが、私を見る




佐「お前の腹は、なんとかならないのか？」



私「ひぇ！き、聞こえてました？！？！」



佐「聞こえてるわ！鳴り響いてんだろうが！」





二「ぶはっ！(笑)」



二階堂さんが、吹き出すと共に
爆笑しだすメンバー達




私「すみませんっ！！」




穴があったら、入りたい……



だって、今日忙しくて
何も食べてなかったんだもん




藤「ふふっ、はい、どうぞ？」




私に、飴玉を差し出す藤ヶ谷さん



お腹がすいてる私に飴玉をくれるなんて、
なんていい人




私「ありがとうございます」



藤「のど飴だけど(笑)」




貰った飴を、口に入れる




佐「じゃ、話しに戻っていいですか？
……って、なんだよ(笑)」




わたしのなんとも言えない顔を見る佐藤さん

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