Stand by me 〜after story〜4

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どこに行くのか、わからないまま
支度を済ます




映画かな？



買い物かな？



ワクワクしながら、車に乗りこむ



どこでも嬉しいけど




私「え、ここって……」



藤「わかった？(笑)」




そこは、ショッピングモールでも
映画館でもなく、



区役所の駐車場




藤「行こ」



私「待って、心の準備がぜんっぜん
できてないんだけど」



藤「そんなのいらねーだろ、
紙出すだけだよ」



私「もー！女心全然わかってない！
ほんとに、キングか？」



藤「ふははっ、わかったわかった」




わたしのほっぺに手を添えて
見つめられる




藤「愛してるよ、A」




チューする太輔に固まる私




……はい、死亡




藤「目、瞑れよ(笑)」



私「……もう１回言って？」



藤「目、瞑れよ？(笑)」



私「違う！それじゃない！」



藤「１回で充分」



私「けーち！」



藤「ほら、行くよ？(笑)」





無事、入籍を済まし、夫婦になった




後日、マスコミに発表すると




意外にも、ファンの子達からは
たくさんの応援メッセージが届いた




あのコンサートの場で
きちんと伝えた事が、伝わったのかなって思う





ある日の収録



いつもの楽屋




北「だから、何回言ったら、わかんだよ(笑)」



私「は？ みっくんきらーい」



北「藤ヶ谷さーん、奥さんTシャツ反対ですよ〜」



藤「あぁ、もう見慣れたから、大丈夫」



北「いやいやいや、そういう問題か？(笑)」




私「ね〜太輔」



藤「ん？」




本を読んでる太輔の隣りにぴったり
くっついて座る



私「ちょっと見て？」




『ペット特集』




チラッと見て視線を本に戻す




藤「却下」



私「まだなんも言ってない！」



藤「飼いたいって言うんでしょ？
しかも、そこに出てんの蛇だろ」



私「トカゲだもん」



藤「一緒」



私「一緒じゃない！」




宮「あはははっ、Aちゃん必死」



二「なになに？なんの話し？」



宮「ペット飼いたいって話し」

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