Stand by me 〜after story〜4

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藤「もちろん、批判される事も
覚悟の上です。
でも、これが僕、藤ヶ谷太輔です
ありのままの自分の姿を
応援してほしいという僕のわがままです。
もう一度、彼女にプロポーズしようと
する僕の背中を押してはもらえないでしょうか」




太輔は、深く深く、



ファンのみんなに頭を下げた



そんな太輔を見て、他のメンバーも
頭を下げる





……そんなの、



許してくれるファンなんて、いるのかな




会場は、シーンとしたまま……



時が過ぎる





やっぱり、アイドルがそんな事言っちゃ


だめなんだよ……





私は、わかってた



最初、東京ドームのラストで結婚発表するって
言ってた時も、認めてくれる人はいないって



それでもいいって覚悟してたけど、



こんなに辛いものなんだね、認めて
もらえないって……





「たいぴー！がんばれー！」


「藤ヶ谷くん、がんばってー！」




嘘……



どこからか、声援が聞こえてきて、



そこから拍手が巻き起こるまで、時間が
かからなかった





なにが起きてるのか、わからなくて
ひとりパニックになる



パニックの中、何故か涙は出てくる




ひとりでも、いい



ファンのひとりでも、認めてくれたらいい



そう思いはじめたら、次々と応援して
くれる声が聞こえてきた




……キスマイのファンって



こんなにあったかいんだ……




北「たくさんの、ご声援本当に
ありがとうございます。
俺達のファンって、あたたかいんだなぁって、
とても嬉しくて、胸がいっぱいに
なりました。本当に本当にありがとう
ございます。」




太輔は、みっくんの言葉で
ずっと下げてた頭をあげる




藤「本当にありがとうございます、
すごく、勇気をもらいました。
きっと、みなさんの声は、彼女の耳にも
聞こえてます(笑)」




うん、聞こえたよ、ちゃんと



ずっと真面目な顔で喋ってた
太輔が、嬉しそうに笑ってる




二「いきますか(笑)」



玉「いきましょう(笑)」



北「じゃ、いきましょう(笑)
僕達から、ファンのみなさんへ向けて、
そして藤ヶ谷から、彼女にむけて、
大事な１曲をプレゼントしたいと思います

聴いてください 『Home』」

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