Stand by me 〜after story〜3

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兄「また検査してもらうんだろ？」




頷く




兄「まだ諦めるのは、早いよ」




涙がこぼれて、兄に抱きつくと
頭を撫でられる




私「……太輔、……こども好きなの…… 」



兄「……」



私「……太輔との、あかちゃん……欲しかった」






いますぐじゃなくても、いつかって
ずっと思ってきた




……結婚するのに、こどもが産めないって
どうなの？




家に帰って、布団をかぶる




頭の中で、ぐるぐると太輔の顔が浮かぶ




……こんな子と……結婚なんかしてくれないかも




だって、前に自分の子欲しいって言ってた




わたしだって、夢みてた




でも……






ガチャ！




藤「A、ただいま」




布団に潜ってるわたしの頭を撫でてる




藤「あれ？大丈夫？そんな具合悪かった？」




顔を覗いてこようとするから、
両手で隠す



藤「顔みせて？」



ブンブン首を振る



藤「お腹いたい？」



頷くと、ポンポンって頭を撫でて離れてく



藤「着替えてくるね」




だめだ……こんなんしてたら、よけいに
心配かけちゃう




お腹が痛いのも、やわらいだから




起き上がって、リビングにいくと
着替え終えた太輔がソファーに
座ってる




藤「あ、きた(笑)
なんか食った？」



私「ううん、お腹すいた(笑)」



藤「いいもん、買ってきた」




見せてくれる




私「あ！ワカメラーメン！(笑)」



藤「俺、これ好きなんだよね〜」



私「この前のラジオで言ってたね！
食べる〜！」






藤「できた、いっただきまーす」



私「いただきまーす！
あっつっ！！！ 氷持ってくる、太輔もいる？」



藤「氷？ いや、大丈夫」




ラーメン食べてた太輔がわたしをみて
噎せ込む




藤「ぶほっ！！！なにしてんだよ(笑)」



私「え？氷いれたの、猫舌だから(笑)
１個だけだよ？」



藤「１個とか、そういう問題じゃねーよ(笑)
びっくりしすぎて鼻から出ちゃうとこ
だったわ、冷めるの待てばいいじゃん」



私「伸びちゃうもん(笑)」





食べ終わったら、仕事しだす太輔



アンケート用紙を一生懸命書いてる




私「雑誌の？」



藤「うん、帰りに渡された」

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