Stand by me 〜after story〜3

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……



……




北「A！しっかりしろ！
大丈夫だから、行くぞ？」




わたしが頷くと、みっくんが
腕を引っ張って、車の後部座席に乗せる



隣りに、どっかりと座るみっくんが
放心状態のわたしの手を握ってくれてる



その手のおかげで、少し落ち着きを
取り戻せたかもしれない



車内は、すごく静かで、誰も
口を開かない




私「……みっくん」


北「ん？どした？」




急に喋り出したわたしに、びっくりしてる
みっくん



私「ツアー決まったよ……」


北「うん」


私「……7人で、できるよね？」


北「あたりまえだろ？ばか……」




握ってた手を、更にぎゅっと握るみっくん



その手は、力強かった




私「太輔、大丈夫だよね？」


北「うん、大丈夫」


私「お父さんみたいに、……いなく……」

北「ならねーよ！よけいな事、考えんな」



握ってた手を離して、
わたしの頭をぽんぽんと撫でるみっくん




北「着いたぞ」




車を降りて、みんなで走った



急いでるのに、足が絡まって
うまく走れない私を、玉ちゃんが
引っ張ってく



玉「ミツ！そこ右！」



先頭きって走ってく、みっくんを
後ろから誘導する玉ちゃん



玉ちゃんは、この前ここに来たから、
処置室の場所を知ってる



処置室の前には、後藤さんがいた




後「遅かったな」




……遅かったって……なに？



後藤さんの言葉に完全にパニックになる




私「太輔は？どこにいるの？
どこ？」




気づいたら、泣き叫んでて、

足に力が入らずにしゃがみこむ




北「落ち着け、A」




腕を引っ張って、立ち上がらせて
くれるみっくん




後「今、部屋に移動したとこだよ、
おまえらが、ここに来ると思って待ってた」



玉「ガヤは、大丈夫なんですか？」



後「あぁ、大丈夫だ、これから
お兄さんが説明してくれるって。
行くぞ」




後藤さんが部屋まで誘導してくれる




大丈夫って、言ったよね？


……よかったって思っていいんだよね？




北「良かったな、大丈夫だって」




うんうんって頷くと、
頭を撫でてくれる、みっくん




早く、会いたい



この目で確認したい、無事な姿を

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