Stand by me 5

193〜Fside〜 ページ32

リハーサルが終わって
楽屋で休憩してると大倉くんに
連れられてきたA




顔見ればわかる



なんかあったって



じゃないと、仕事中にわざわざ俺のとこ
来ないだろうし



メンバーの前だってわかってて、
抱きついてくることなんて絶対ない



聞いても言わないんだろうけど、
一応聞く



藤「なんかあった？」



ブンブン首振るA



……やっぱりねｗｗｗ



気が済むまで、ここにいればいい



そんな想いをこめて
Aの頭を撫でてやる




後で聞き出すけどねｗｗｗ




藤「ヨダレはつけないでね(笑)」



クスクス笑ってるA



私「ギュッてして？」



なにこれ、めちゃめちゃ可愛んだけどｗｗｗ



楽屋じゃなきゃ、間違えなく
はじまっちゃってんじゃん？



早く歌番組終わんないかな(笑)




千「珍しいね、Aちゃんが
ガヤさんに甘えてるの(笑)
めちゃめちゃ可愛い」



宮「それを、受け入れてるガヤさんが
キスブサにしか見えないっていうね(笑)」



北「じゃ、藤ヶ谷置いて、ケータリング
行くか！」



ビクッ！っとAが動く



なんだ？



何に反応した？



藤「……どした？」



Aに聞いてみるけど、
やっぱり首を振る




〜♪♪〜♪♪♪



藤「電話鳴ってない？」



やっと顔をあげて、携帯を確認してる



私「さかもっちだ、戻るね」



ぱっと離れるA



藤「いつでもおいで？」



思いっきり、ニコッとして出てくA



強がりなのか？




メンバー揃って、ケータリングに行こうと
歩いてる最中



北「Aちゃん、なんかあったな」


ニ「うん、いつもの元気なかったね」


千「俺らが居たから、言えなかったのかな？」



藤「いや、俺だけだとしても
言わないと思う」




ケータリング会場に着くと、同じ事務所の
やつらも含め、人が沢山いる




大「藤ヶ谷くん、Aちゃん大丈夫やった？」



そっか、大倉くんは、何があったのか
知ってんのか



藤「なんか、知ってる？」



俺が聞くと、こっそり話す



大「あそこの角におる男、おるやろ？」



藤「うん」



チラッと見て確認する



大「Aちゃんの、元彼や」



藤「は？」



大「俺が彼氏やと思うてる」

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