Stand by me 4

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結局、




そのまま太輔に会うことなく、
Jrのマネージャーに戻った



目がまわるほど忙しい中
隙があれば頭の中に太輔が浮かぶ




太輔もツアーの事で忙しくなってるはずだよね




最後に、ちゃんと話しすれば良かったかも
なんて、ふと思ったりするけど




顔を合わせないなら、これでいい





忙しい合間に携帯を見ると



『時間ができた時、電話ほしい』



『連絡して』



何度も入ってくる、太輔からの
メッセージ



太輔から何を伝えられるのか
怖くて、そのメッセージに応えられない



何日も経っているのに、いまだに
あの光景が蘇ってきて胸が苦しくなる




私「はぁ」




思いっきりため息をつくと
誰かがわたしの隣りにどっかり腰をおろす




斗「久しぶりに顔見たと思ったら
なんなの？そのため息(笑)」


私「あ(笑)斗真くん」




差し入れを持って、レッスンスタジオに
遊びにきた斗真くん




斗「はい、お土産！」



渡された飲み物をあける



プシュー！！！



私「うわ！」



まただ！



びしょ濡れ



私「ねー！振ったでしょー！！！」



斗「ふははははっ！！ｗｗｗ」



タオルで顔と頭を拭いてくれる斗真くん



太輔が拭いてくれてると錯覚する




斗「え？」



わたしの顔を見て固まる斗真くん



気づいたら、涙が零れてた



斗「ごめん！そんなに嫌だった？」



ブンブン首を振る



斗「どした？なんかあった？」



私「……」



斗「言いなさい(笑)」




わたしが見た事と、かなさんが
言ってた事を話す



斗「ふーん、で？藤ヶ谷くんと話して
ないんだ？」



頷く



斗「だめだよ(笑)
ちゃんと、言い訳聞いてあげなよ
なんか理由があるんじゃないの？」



私「……あんな嬉しそうに かなさんが
言ってるのみたら、聞きたくないよ
わたしじゃなくてもいいんじゃないかって
思っちゃうよ
斗真くんだったら、彼女いるのに
他の子泊める？」



斗「事情がなければ泊めないけど、
酔いつぶれちゃったとかじゃないの？
俺はそう思うけどね〜
理由も聞かないで、勝手に思いこんじゃ
だめだよ？」



斗真くんに怒られる



斗「電話したら？」



ブンブン首を振る



斗「待ってると思うよ？」



私「……」



斗「いじっぱり！(笑)」

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