Stand by me 4

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朝、最悪のコンディションで
目覚める



携帯を見ると不在着信2件



太輔だ



メールも入ってる



『家帰った？』



昨日見たあれは、なんだったんだろう……



見間違えるはずはない



返事をする事なく
事務所に向かう



今日は、午前中マネージャー会議
午後から雑誌のインタビュー
終わったら、ラジオの収録



太輔のマネージャーでいられるのは
明日まで



どうなっちゃうのかな……



なにがあったのか、知りたいけど
知りたくない自分もいる



か「おはようございまーす」



私「おはよー」



……



……気づきたくなかった



かなさん、昨日と洋服一緒だよ



か「Aさん、目どうしました？
腫れてません？」



私「あー、飲みすぎちゃって……」



か「昨日たのしかったんですね！」



私「うん」



か「わたしも、すごく楽しくて
飲みすぎちゃって……
藤ヶ谷さんちに泊めてもらっちゃいました」



……なんて？



か「藤ヶ谷さんって、優しいんですね」



完全に頭が真っ白



優しく肩を抱いてマンションに
入ってった光景が、蘇る



……わたしが行かないって言ってたから
泊めたの？



か「わたし、玉森さんのファンだったけど、
藤ヶ谷さんのマネージャーで良かったかも」



ペラペラとしゃべり出す かなさん





……聞きたくない




か「藤ヶ谷さん、彼女いるっぽいですね
部屋に、女物の化粧水とかあって」



……それ、わたしのです



か「借りちゃいました」



……



……太輔が使っていいって言ったの？




か「わたし、彼女から奪っちゃおうかな、
ていうか、泊まらせてくれたって事は
脈ありかなぁｗｗｗ
これから1番近くにいれるんだもん
余裕かもｗｗｗ」




……お願い、黙って




オ「おはよ〜！」



オッコさんの声が、救世主の声に聞こえた



私「おはようございます」



オ「あれ？飲みすぎ？(笑)」



私「うん、バレた？」



オ「ふふっｗｗｗ冷やした方がいいよ
待ってて、冷たいの持ってきてあげる」



オッコさんが持ってきてくれた
アイスノンで目を冷やす

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