Stand by me 4

161 ページ40

横「トイレで誰かに会わなかった？」



ひとり冷静な横尾さんｗｗｗ



私「んー？あ、会った。かなさん」



玉「戻ってきたら聞いてごらん？
知ってるかもよ？」



私「うん！」



もしかしたら、見つかるかも
しれない可能性に淡い期待を抱く




ガチャ！




かなさんが戻ってきたと思ったら
入ってきたのは、トラビス



私「あ、ごめんね、もう終わったから
帰りたいよねｗｗｗ」



「大丈夫、Aちゃん心配で
見にきただけ」



「藤ヶ谷くん、Aちゃんの事
怒らないで？」



「Aちゃん、ほんとショック
うけてたから 」



口々に私をかばってくれるトラビス達




藤「え？(笑)怒ってないよ？」



「よかった〜、待ってても帰ってこないから
怒られてるのかなって思って」



北「おまえら、いいやつらだな〜(笑)」




ガチャ！



わいわいと話してると
戻ってきたかなさん



か「藤ヶ谷さん、事務所戻りますよ」



藤「その前に……」

私「かなさん、トイレでブレスレット
見かけたなかった？」



太輔に被せるように聞く私




か「あぁ、見かけましたよ？
やっぱりAさんのでしたか」



「良かったじゃん、Aちゃん！」



「え？見つかった？」



私「ほんと？どこにあるの？」



嬉しくて、立ち上がって
かなさんの元へ走り寄る



か「……えっと……」



みんなが注目する中、青ざめて
言葉を濁すかなさん



か「あるには、あるんですけど……
ちょっと引っ張ったら……」



玉「壊したの？」



玉ちゃんの冷たい一言に
凍りつくかなさん



か「……すみません……直してから
返します」



私「ううん、いい！
あったならいい」



わたしが手を出すと
ポケットからブレスレットを出して
乗せるかなさん



見るも無惨なブレスレット
だけど、間違えなく太輔がくれたもの



私「見つけてくれてありがとう」



ニコッとかなさんにお礼を言うと
ホッとしてるかなさん



藤「かして？」



いつの間にかすぐ後ろにいた
太輔がブレスレットを手に取る



藤「衣装さんに直してもらうから」



私「直る？」



藤「すぐ直るよｗｗｗ」



私「良かった」



嬉しくって太輔に飛びつく



……あ



みんないるんだった……かなさんも……

移行します→←160

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す