Stand by me 4

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起きて太輔を待ってようと
思ってたけど、疲れすぎて
先に寝てしまった



チュッ



……夢かな



優しくキスされてる……



ん？ 帰ってきた？



私「……たいすけ？」



藤「ただいま、A」



目を開けると、目の前に
太輔がいる



うれしくて、目の前の太輔に抱きつく



藤「A、なんか俺に言ってない事ない？」



……言ってない事？



眠くて頭がまわらない



……なんだろ？



私「あ、楽しみにしてた？」



藤「ん？……うん」



私「ごめんね、食べちゃった」



藤「え？(笑)食べた？」



私「アイスでしょ？」



藤「……違うよｗｗｗ」



私「……プリン？」



藤「ふふっｗｗｗ 違う。
食べものじゃない(笑)」



私「あ、これ？」



勝手に借りて着てるTシャツを
指さす



藤「あ、また着てる(笑)
けど、違う」



眠い頭をフル回転しても
思いつかない



私「……もーない」



藤「肝心な事、忘れてるしｗｗｗ」




頭を撫でながら、見つめる太輔



肝心な事？




藤「A、おめでと」



あ


わたし、誕生日だｗｗｗ




私「そっか、誕生日だった」



藤「ちゃんと言っておいてよ」



私「忘れてた」



藤「忘れないでしょ、普通ｗｗｗ」



私「太輔も誕生日だ」



藤「明後日ね、あ、明日か」



私「じゃあ、明日おめでとするね」



藤「楽しみにしとくｗｗｗ」




偶然にも1日違いの誕生日



太輔へのプレゼントは一生懸命
考えてたのに、自分の誕生日忘れるとはｗｗｗ



年をとるのは嫌だなって
思ってたけど、おめでとって言われるのは
やっぱり幸せ




……zzz



……zzz




藤「あれ？寝た？(笑)」






朝、幸せな気分のまま目覚める




いつの間に寝た？


昨日喋ったよね？




寝てる太輔の顔をみてたら


やっぱり触りたくなって
手を伸ばす




と、自分の腕に違和感




……なんだこれ？




よく見ると、前に雑誌を見て
可愛いって言ってたブレスレットが
腕に着いてる



プラチナのチェーンに、ダイヤの
ラインストーンがついたブレスレット




こ、これ、



めちゃくちゃ高いやつ！



こんな事してくれるのは
太輔しかいない

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