君のいる世界〜short story〜2

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玉「Aちゃん」




玉ちゃんが優しく呼んでる




こんな夫婦喧嘩にまきこまれて、
めんどくさいだろうに




玉「いいの？ガヤ帰っちゃったよ？」




置いてかれた……



ほんとに嫌になっちゃったんだ




私「……」





ガチャ！



トイレのドアを開ける




玉「マジ泣きじゃん(笑)」




腕を広げて待ってる玉ちゃんの胸に
飛びつく




私「……うくっ……」




頭を撫でてくれる玉ちゃん




私「……大好きなのに〜」



玉「うん」



私「嫌いって言っちゃった〜」



玉「うん」



私「……だって、嫌だったんだもん、
たいちゃんが他の人に触るの、
あんなたいちゃん見た事ないし、
てか、最近あんなセクシーに抱かれてないし……
ざつ？ではないけど……」



玉「ぶはっ」



私「笑わないで」



玉「もうさ、やきもち全開、素直すぎるだろ(笑)
で？どうしてほしかったの？」




優しく聞いてくれる




私「Aだけだよ、ギューっ
で良かった……やきもち妬かせちゃって
ごめんね、ギューって、
欲を言えば、同じ感じで抱いてくれたら……」



玉「あははっ、 だそうですよ？(笑)」




だそうですよ？



え？ 誰に言ってんの？




ガバッと玉ちゃんの胸から
顔を上げると



ニヤニヤと笑いを堪えてる




藤「A」




声がした方を向くと


リビングから顔を出すたいちゃん




私「嘘つき〜、帰ってないじゃん！！」



玉「そんな事言ったっけ？(笑)」



私「言ったよ！」



玉「ガヤがAちゃん置いてくわけ
ないでしょ？」



私「……」




藤「A、おいで？」




腕を広げて待ってるたいちゃんの首に
飛びつくと



ギューって抱きしめてくれる




藤「Aだけだよ(笑)
やきもち妬かせちゃってごめんね？(笑)」



私「……笑ってる」



藤「真剣です(笑)あと何だっけ？」



私「……もうない」



藤「ベット借りる？(笑)」



私「……大丈夫、昨日したから」



藤「断んなよ(笑)」




玉「ぶっっ！ ちょっとー！
玉森さんここにいるんですけど！」



藤「ふははっ」



玉「早く帰ってくださーい(笑)」

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