Stand by me 3

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私「え？」



後ろに座ってるわたしに
振り返って微笑んでる太輔



藤「意味わかる？」


私「……また泊まらせてくれるとか？」


藤「うん」


私「……太輔、疲れない？」



一緒にいれるのはうれしいけど
四六時中誰かといたら、疲れないかな



藤「ん？なんで？」


私「からだ、休まらないんじゃない？」


藤「心配してんの？それとも嫌なの？」


私「嫌なわけないじゃん」


藤「ふふっｗｗｗじゃ、行っといで？
俺が連れて帰りたいんだよ」




どうしよ……キュン死しそう



私「……いっぱい着替え持ってきていい？」



藤「いいよ、巻きでおねがいしますね？(笑)」




ダッシュで荷物を取りに行く



４日ぶりの部屋に足を踏み入れると
異変を感じる



……荒れてる？



……誰かいたらどうしよ



ダッシュで車に戻って、運転席の
窓を叩く



窓を開けてひょっこり顔出す太輔



藤「どした？」


私「泥棒かも！」


藤「え？嘘でしょ？鍵は？」


私「か、鍵？たぶん閉まってた」



無意識に開けてたから、覚えてない



藤「一緒に行くよ」



部屋の前で太輔の後ろに隠れる



藤「開けるよ？」



コクコク頷く



ガチャ



そーっと部屋を覗く



藤「誰もいなそうだけど」



シーンとする部屋



電気をつけて、中に入る



荒れてるのは、クローゼット近辺



藤「大事なもの入ってる？」



コクコク頷く



藤「確認して」



中を覗く



大丈夫そうだ……大事なものは
みんな入ってる



ガタッと窓が鳴る



ﾋｲｲｲｲｨｨｨｨ!



驚いてパクパクしてると
笑ってる太輔



藤「大丈夫だよ(笑)風の音」



私「ふぅー」



藤「無くなってるものない？」



う〜ん……あの服は、こないだ持ってったから
今、太輔のうちでしょ？



あのアクセサリーも、持ってった



あ、下着！



……いや、あれも持ってった……



あれ？



……ここ、荒らしたのわたしか？



テレビの下の引き出しも……



行く時、焦って開けっぱなしにしたかも……



青ざめる



泥棒じゃない！



わたしだ！



藤「やっぱり、なんかない？」



……




私「気のせいだ！」


藤「は？」


私「荒らしたの、わたしかも」


藤「はー？」

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