Stand by me 3

91 ページ11

藤「見てた」



スタジオの隅にいたらしい太輔



玉「心配してたんだ(笑)
してないからね？」



藤「いつまで、そこにいんの？」



玉ちゃんの膝に乗ったままの
わたしに言ってる



私「あ」



そうでした……慌てておりる



なんか、浮気現場でもみつかったような感覚



玉「じゃ、ごゆっくり〜(笑)」



スタッフもいなくなって、玉ちゃんも出てく、



残された太輔とわたし



藤「おい、こら！」



あれ？わたし怒られるのかな？



さっきまで玉ちゃんが座ってたソファーに
詰め寄られてますが……



藤「玉にそういう顔すんじゃねーよ」


私「……どういう顔？」


藤「チューしたいって顔」


私「……バレた？(笑)」


藤「ふざけんな」



やばい、怒ってる？



ソファーに座ってるわたしは
ジリジリと詰め寄られ、ソファーの背に
寄りかかってこれ以上は下がれない



顎をクイッとあげられ、
濃厚なキスする太輔



私「……ﾝｯ……」



尋常ではない程、バクバクする



二階堂さん！ 顎クイは、健在です



藤「妬かせないで」



うんうんって頷いて、太輔の首に
抱きつく



やっぱりだいすき



玉ちゃんとは比べものにならない程
だいすき



伝わるかな？ 更にギューッと抱きつく



藤「ふふっｗｗｗ
苦しいよ(笑)」



頭をポンポンってすると
いくよって楽屋に連れてかれる




北「あ、来た(笑)
お先に食べてるよ〜」



楽屋のテーブルに、ケーキが！



私「やったー！！食べる！」


玉「Aちゃん、チョコでしょ？
ガヤは、どれがいい？」


藤「俺もチョコ」


玉「あ〜(笑)チョコは１個しかないや
宮田が食べてる」


藤「え〜！」



ガハッ！ゲホッ！


めちゃめちゃ焦ってる宮田さん



宮「ごめん、食べちゃった！」


玉「仲良く半分こしたら？(笑)」


藤「やだ、Aチーズケーキにすれば？」


私「やーだー！太輔がチーズケーキにすれば
いいじゃん」


藤「俺、チョコがいい」



むむむっ



私「わたし、最初からチョコって言った！」



二「はい、痴話喧嘩はじまりました〜(笑)」


玉「どっちでもいいじゃん(笑)」


千「チーズケーキうまいよ？」


私「ほんとに？じゃ、チーズケーキでいいや」


藤「じゃ、俺も」


私「はー？真似しないでよ！」

92→←90

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す